カテゴリ:頑張れ!
今日は、朝は曇っていました。 今日は下の子は授業で水泳がある予定でしたが、微妙な天気でした。 でも、日中は温度も上がった来たので、たぶん水泳あったと思います。
帰りに、途中まで毎日娘を迎えに行きます。 大体、通学路の道のりの半分当たりまで来て待ちます。 (登校は昇降口まで見届けます。)
帰って来た娘、プールバッグを持っていませんでした。 水泳なかったのかな?って思いました。 でも、すぐ後ろから同じクラスの子が歩いて来ていて、その子はプールバッグを「持って」いました。 あ~プールバッグを学校に忘れたんだな~と思いました。 会話をつなげるためにひとひねりです。 私「今日、プールあった?」 娘「うん!あった~♪」 ・・・・と、答えてから、娘ハッとした様子。 娘「プールバッグ、忘れた~~~~!!!!取りに行かなきゃ!!!」 そう! そこだ! 偉い! よく自分から、「取りに戻る」という発想に行ってくれた。 (去年までは、忘れたとき、取りに戻るのをぶーぶーぶーたれていた。)
二人で、もと来た道をUターンする。 学校に向かって足を進めて行くと、同じ班の男の子とすれ違った。 男の子「どうした?(娘が手ぶらなのを見て)プールバッグ忘れた?」 娘「・・・・・。」 私「そうなんだよ~。」 と、男の子に応え、速攻で、娘に「こういうときは、私、プールバッグ忘れちゃったの、って言うんだよ。」と教える。 娘「私、プールバッグ忘れちゃったの。」 。。。って、もう、あっちに行っちゃったよ男の子・・・・。 まあ、これからこう言えばいいか・・・。
学校に戻る。 水曜日で、クラブもない日なので、人気のない校内。 私は、校舎の玄関外で待っているから、一人で行ってこれるね?と娘に言う。 「うん」と娘。
娘のクラスの下駄箱の前に、クラスの女の子4人と男の子(どこのクラス?分からない)が1人話し込んでいた。 放課後、どこで遊ぶのか、どこに集合か、遊べるのか否かを、ずっと問答していた模様。 娘は、下駄箱の上靴に履き替えたいんですけど、 下駄箱の手前で5人がたむろしているので、なかなか下駄箱に近づけない。
娘独り言のように小さな声で言う。 「わたし、プールバッグ忘れちゃったんだ。」 ・・・・・・誰に言っているんだ?????? 下駄箱に近づけない娘。 「わたし、プールバッグ忘れちゃったんだ。」 ・・・・・それって、自分が、なぜ、今ここ(下駄箱の近く)にいるかの存在理由をあの子たちに行っているの? 「わたし、プールバッグ忘れちゃったんだ。」 う~~ん、学校に戻ってきた自分自身に、その理由を言い聞かせているのか??? 「わたし、プールバッグ忘れちゃったんだ。」 ・・・・・・・しつこいよな。 この場合、下駄箱に近寄れなくて困っているから「どいてくれる?」って言えばいいのに・・・。 も、、、もしかして、言えない相手!??? (娘は気が強い子が苦手です。)
でも~~~~どの子もおとなしい感じがするんですけど。 1人なんて、色白でか細くて、はかなげですけど・・・・。
仕方なく、ちょっと無理やり人と下駄箱の隙間を狙って上靴を取る娘。 「わたし、プールバッグ忘れちゃったんだ。」 ・・・繰り返しすぎだな・・・う~~ん。
と、息をのんで見守っていた。 娘が上靴をはいて、下駄箱の裏側に回ったとき、 私が、色白でか細くて、はかなげで・・・・と思っていた女の子の表情が豹変して、声を殺して吐き出すように小憎たらしい顔で大口開けて言った。
「早く 行けば いいのに!!」びっくりした。 一瞬耳を疑った。 確かに、繰り返し同じことを言っていた娘の真意が分からなかったら、「うざかった」のだろう。 ブチブチ言っているなら(けしてブチブチじゃないんですけどね)、とっとと取りに行けよ!って感じでした。 って、いうか、あんなおとなしそうなはかなげそうな子が、吐き出すようにウザそうにそんなこと言うなんて、おばちゃんショックでした。
一緒にいた女の子その2が、ひとり「早く行けばいいのに!」と背中に受けた娘を見ながら 「わたし、小ししぃーちゃんといっしょに教室に行ってこようかな~。」 って、言ってくれました。 おおおおお良心~~! わたくし、遠見でみていたけど、サササッと忍者のように近づきました。 女の子その2に近づき 「ありがとうね。でも、ひとりで行けるから大丈夫だよ。ありがとうね。」 と、その子の気持ちに(言葉に)お礼を言った。 ちなみに、一見はかなげながらも、どえらいこと吐き捨てた女の子、私の存在なんて関係ない様子でした。(ビビっていない。)
娘を待っていたら、これ又同じクラスの男の子が、給食のパンをなぜだかかじりながらやって来た。 私を見て 「小ししぃー、今、プールバッグ取りに行っているよ~♪」 って、教えてくれた。 「ありがとうね~♪」
子供の世界は色々だ。 学校にはいろんな子供が集まって来る。
すべてを糧にして、生きていってほしい。
ニコニコしながら、教室からプールバッグを持って戻って来た娘。 娘「怒らないで、取りに戻って、偉かった?」 にこっと笑顔。 私「偉かったね。取りに戻って偉かったよ」
この子の笑顔が消えませんように。
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最終更新日
2008.06.19 08:36:41
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