カテゴリ:読書
今頃?と言われそうですが、「ホームレス中学生」田村裕を読んだ。
ホームレスだったのは中学2年の夏休みだったようですが、 よく病気しなかったな~と思います。
食べ物と真剣に向き合え とか、 味の向こう側 とか、 なかなかうまいと思いました。
これは、小学校のPTA文庫で借りた本なんです。 家に持ってきたら、息子が喜んで途中から読んでいました。 どうも中学校の図書館で少し読んだみたいです。 (現在図書委員) 続きがちょうど読みたかったらしくて、息子が読んで、私が読んで、あっちの手に渡ったりこっちの手に渡ったり、我が家でしていた本です。
息子が「お母さんは、今どのあたり読んでいるの?」とか聞いてきました。 このあたり、 とか、教えると、凄くうれしそうに感想を言う。 お兄ちゃんのこういう会話を聞くと、 娘からもこういう会話をいつか聞いてみたい、聞けるようになりたいな~って、おぼろな夢をみます。
読み終わって、どこがお母さんは一番面白かった?って聞かれました。 お母さんは、やっぱりお母さんの立場で読んでしまうので、心配してしまいます。 お兄ちゃんは、同年齢という事があって、自分に置き換えて読んでいるようです。
お母さんは、田村さんのお姉さんとかお兄さんに関心が行きます。 一番すごいと思ったのは、田村さんのお兄さんです。
田村さんは、お母さんと一緒に生きた時間よりも、 お母さんと死に別れてからの時間がもう長くなっている、と書いています。 最後にお母さんに向けてのお手紙のようにつづられています。
羨ましいな、こんなに想ってもらえて。
私なんて、ガミガミです。
大体覚えてほしいです。 おかあさんは、毎日朝登校します。 だから、朝になってから、プリントを渡されたり、集金袋を渡されたり、たとえそれが明日の朝までであっても、無言でゼッケンが机の上にぺろーんと置いてあったりすると、ぷっちーんと切れるのです。 忙しい時に、止して欲しいのです。 そのあたりのつぼを押さえてお付き合い願いたい。
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最終更新日
2008.09.10 22:42:04
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