テーマ:☆主婦の生活☆(1566)
カテゴリ:精神的苦悩・・?
もうすぐ小学校のPTA主催のバザーがございます。 それに向けて、町内各戸へ「バザーへのご協力品」を回収しておりました。 これ、凄く苦手なんです。 子供会の役員をしているので、一般会員よりも回収件数が少し多めに割り振られました。
自分の住んでいるところ(回覧版が回る場所)なら、面も割れているし、比較的やりやすいのですが、 知らない一角に当たると、色々あります。 夜まで不在、とか 犬が吠える、とか その気になれば飛び越えられるんではないかという高さの柵に犬放し飼い、とか 色々です。
いつだったか、 知らない一角担当になった時に、 ピンポーンと押して、 「は~い」 と先様が玄関扉を開けて頂いた瞬間 あっちゃー!と思ったことがある。 お宅の中から、お香のにおいがした。 ちょっとたいただけじゃなくて、ずっと焚いていて、匂いが家の中に染みているくらいのお香のにおいだった。 この前回ってきた緊急連絡が頭に回る。 ・・・・・・・。 先週、ご不幸があったお宅だ・・・・・・。
もう本当に恥ずかしかったけど、バザーの協力品を頂いた・・・。 (いただけたという事がまた感動でした。無下に断れることも多いです。) 「では、失礼致します・・・」 と、扉をしずしずと閉めながら、 私って、ハイエナみたいだな・・・・ と思った。
ああ、本当に苦手です。
とりあえず、バザーの回収品の時に、前ふりで言う口上は、息子が小学1年生の時に自分で決めた。 「失礼致します。 小学校のPTAのものですが、 バザーの協力品を集めに参りました。 もし、ご協力いただけるようでしたら、どうぞよろしくお願い致します。」 これを一気に言う。 (前もって各戸配布で「ご協力依頼」のプリントは配り済み。)
先様によっては、 1.既に玄関先に紙袋に入れて用意していただいてあることもある。 2.「あ~、出してないわ。後で来てくれますか?」と言われたら、後で回収に行く。 3.「あ~どうしようかな~。」と言葉がにごったら「ご無理にはお願い致しておりませんので、、結構ですので、ありがとうございました。」とさっと引くことにしている。 このいずれかのパターンですわ。
いつだったか、「明日の夜にもう一度来て。」と言われて、 雨降る中、家からちょっと遠めのお宅までとぼとぼもらいいにってこともある。 とぼとぼ傘さして言ったら、もの凄い量もらって、嬉しいやら、びっくりするやら・・・。
ところで、「犬」もポイントです。 行くたび吠えられます。 立ちあがったら自分の顔ぐらいまである大きな犬がいるお宅がありました。 門を入ったら、真横に子供が立っているのかと思ったら(それもホラー並ですが!) 柵の向こうに大きな真っ黒な毛足の短い(つるっぱげ?)の背の高い犬が、じーっとこっちを見ていました。 「し…失礼いたします・・・・。」 とりあえず、まず犬にご挨拶して、玄関先まで到着する。 関所を通って、やっと到着した玄関先で、 「あ~すみませんね~ちょっと・・」 と言葉を濁らされたので、 「あ、いいんですよ。失礼致しました~。」 と、撤退する。 そして、再び関所を抜ける際に、 「お邪魔しましたね~。」 と、犬にご挨拶。 (一番犬に気を使ってるじゃん!私!!)
犬ついでに、 今回初めて担当した一角に、 柵の中にコリー犬が放し飼いにしてあった。 土曜日のお天気のいい午後だった。 門を開けて玄関までの道に沿って、柵があって、 放し飼い!でした。 (ちなみに、私は手のひらサイズの動物が好きです。飼ったことがあるのは、シマリスとセキセイインコです。) しかも、その柵、犬の背中の高さと同じぐらいなんですよ! 見た瞬間、その気になれば飛び越えられるじゃんっ!!!!( ̄□ ̄;) 偉い関所のお宅に割り振られたよ~とほほほ・・・・。 と思いました。
映画スターがレッドカーペットを歩くように、 私は、アプローチを歩く。 レッドカーペットを進むスターを、脇の観客が歓声をあげるように、 アプローチを進む私に沿って、犬が飛び跳ねて吠えてくる。 縦飛びのままでいろよ・・・・ 斜め前に飛んでくるなよ・・・ そうそのまま、ぴょんぴょん上下ジャンプでよろしい・・・ 犬に念じる。
とにかくずっと吠える。 泥棒みたいじゃん・・・。
ピンポーン ・・・。 押しても誰も出ない。
空が高くいい天気。 きっと外出中なのだろう。 ほえる犬を足もとにビビりながら感じつつ、 ここは、犬の気持ちに沿ってみることにした。
「誰もいないんだね。 1人でお留守番しているの? 偉いね。 お散歩へ行った? 遊びたいよね。 また来るね。」
吠えられながら、後ずさりの私。 その時3時だった。
次に5時に行く。 やっぱり留守だった。 私を見て、気のせいが犬がまずしっぽを振って、それから吠えた。 でもピンポーン押している時は吠えられなかった。 「また留守だね。ずっと一人?寂しくない?」 しっぽ振りながら吠えたから、よっぽど寂しいのかな?と思った。
最後に7時。 お宅の電気が付いていた。 =人がいる。 =バザー品の回収の有無が判明する!
犬はもう寝ているんだと思った。(吠えていなかったから) 「あ~もう寝ちゃったんだね?」 と、 犬小屋の隣で、私を見て「待て」の姿勢でシャキーンとコリー犬が座っていた。 ほ…吠えない!! 番犬じゃなくなったか!??? 犬に吠えられなかったのが嬉しかった。 (しかし、バザーのご協力は頂けませんでした。) が、犬に吠えられなかったから「勝った!」と思わず握り拳!
最近振り込め詐欺事件の、巧妙な手口がテレビで紹介されている。 考えてみたら、 「バザー回収詐欺」 っていうのも、あってもおかしくない気がした。 証明書も何もない状態で、口上だけで回収しているのだから。 近所の人なら、ああ、あそこのお宅のししぃーさんねって、わかるけど、 近所じゃなければ、私が誰かも知らないと思う。 この頃相手が不安がらないように(不安がっているか知りませんが) あえて、「回収依頼」で、担当者から配られたわら半紙を掲げて 「わたくしこういう者ですが。。。」風に玄関先に立つことにしている。
それくらいバザーの回収は、気を遣っているのであーる。
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最終更新日
2008.10.24 09:50:23
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