カテゴリ:本
<「山の民」に置き去られた赤ん坊。この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編>
第60回日本推理作家協会賞受賞作品。 今乗りに乗っている作家さんらしい、勢いに満ちています。 劇画調とでも言ったらいいか、ある意味現実離れしたお話で、刺激的でもありユーモラスでもあり、かなりユニーク作品ではありました。 ところで作者の桜庭一樹さん、名前だけでてっきり男性かと思いましたが、うら若き乙女なんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 3, 2008 08:37:16 PM
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