カテゴリ:本
<逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。誘拐犯と誘拐された子。理性を揺るがす愛があり、罪にもそそぐ光があった>
1章は、不倫相手の生まれたばかりの赤ちゃんを、思わず連れ去ってしまう希和子。 生みたかったのに生めなかった我が子に名づけようと思っていた「薫」と言う名前をつけて、逃亡の日々が始まる。 東京から名古屋・奈良・四国。 二人で生き延びるためには、受け継いだ数千万の大金を、妖しい団体に全額寄付してまでも・・・ ささやかで穏やかな生活を過ごせるようになった3年半後、一枚の写真であっけなく二人は見つかってしまう。 2章は、誘拐された子供のその後の話。 事件後の方が、生きていくのがつらいだろうな。 実の子でなくても注げる強い愛情。 子供は親を選べない不幸。 どうしようもない相手を愛してしまうのは何故か。 等々、色々なことを考えながらも、一気に読んでしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 25, 2008 09:19:06 AM
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