カテゴリ:本
<単身でギリシャに赴任した悟に、一方的に離婚を切り出した妻の奈美子。納得できない悟に対し、奈美子は祖父母の間で交わされた手紙のコピーを送る。―約50年前、祖母は殺人の容疑で逮捕されていた。頑なな態度を貫く祖母と、無実を信じ奔走する祖父。ふたりの手紙には、誰も知ることのない真実が語られていた…。>
前半が奈美子と悟の、後半が祖父と祖母の、往復書簡で構成されている。 手紙の内容だけでストーリーが語られるわけだから仕方ないと言えば言えるのだけど、あまりに丁寧で膨大な量なので、さすがにあり得ないなぁと思ってしまう。 特に急な離婚を切り出された悟が、こんなに冷静で理性的に手紙をしたためられるわけないと。 ただ、一途に妻を愛し続ける祖父の姿には、胸を打たれるものがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 31, 2008 09:59:44 AM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|