カテゴリ:映画
<大学を優秀な成績で卒業したクリス(エミール・ハーシュ)は車や財布を捨て、自由を手に入れるための放浪の旅に出る。労働とヒッチハイクを繰り返し、アメリカからアラスカへと北上。アラスカ山脈の人気のない荒野へと分け入り、捨てられたバスの車体を拠点にそこでの生活をはじめる>
昔から「青年は荒野を目指す」とはいうものの、実は映画を観るまで、「救いのないつらい映画なんだろうなぁ~」と、気が重かったのです。 でも映像は美しかったし、特に大自然に体ごとぶつかっていくエミール・ハーシュは、見事でした。 随所に人と人との暖かいふれあいもあり、ジーンとくるシーンも多かったです。 それでもクリスはどうしても、荒涼たるアラスカへの道を止めることはできなかった。 彼の身近にいた人にとっては、どんなにか哀しく虚しく辛かったでしょうね。 最後に、カメラに残さされていたクリスのセルフタイマーで写されていたらしい写真は、何ともいえない表情で、彼はきっと、かけがいのない時を分かち合うために必ず人との世界へ帰ってくるつもりだったんだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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