カテゴリ:映画
<楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく>
優しくて哀しくて可笑しくて嬉しい作品でした。 主演のモックンこと本木雅弘が数年前から暖めていた題材だったとか。 ストイックなイメージの彼の持ち味が、思う存分発揮されています。 しかもユーモラスな場面も数多く散りばめられていて、人が生きて死んでいくこの世界をたっぷりと見せてくれました。 舞台が山形ということも大成功だった要因だと思います。 やはり地方の良さである言葉の温かさ、自然の美しさ、人情の素直さが、ストレートに伝わってきます。 妻役の広末亮子が賛否両論のようですが、彼女の素直さ・幼さは、この作品に欠かせないような気がしました。 もちろん山崎努や余貴美子は、素晴らしかったですよ。存在感が違います! この春、母が亡くなったときのことなどを、思い出してしみじみとしてしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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