ゆれる 映画館
<写真家の猛は、母の一周忌で帰郷した。父と折り合いの悪い彼だが、温和な兄・稔とは良好な関係を保っている。翌日、猛は稔、そして幼馴染の智恵子と渓谷へと向かった。智恵子が見せる「一緒に東京へ行きたい」という態度をはぐらかして、一人で自然へカメラを向ける猛。そんな彼がふと吊橋を見上げた時、橋の上にもめている様子の稔と智恵子がいた。そして次の瞬間、そこには谷底へ落ちた智恵子に混乱する稔の姿だけがあった…。>やっと見てきました。評判通り相変わらず混んでました(笑)そしてさすがに見応えのある映画でした。良い脚本が出演者達に緊迫感を与えているのがありあり!人一人が命を落とすという設定はざらにあることではありませんが、人の心の光と影、兄弟間の葛藤、肉親への愛憎などがよく描かれていると思います。オダギリジョーと香川照之の気持ちの籠もった演技に、ぐいぐい引き込まれました。そしてそれを引き出した西川美和監督、すごいっ!!