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今日耳鼻科へ行った。
最近お医者さんと仲良くしすぎるのでは?と気になるが 耳の調子が悪いので致し方ない。 幸い私の耳は軟膏を塗れば治る程度のものだった。 待合室で順番を待っていると、身障者の青年とおそらく学園の先生 と思われる若い女性がやってきた。 二人は私と向き合って目の前に腰掛けた。 その青年は屈託の無い笑顔を振る舞い、随分機嫌がよさそうだった。 若い先生に、まるで母親に甘えるように寄り添ってなにやら話しかけていた。 しばらくして、私がうつむいている時 ぷーと大きな音がした。 …? 先生らしき若い女性が 「今のは誰ですか?」 青年はぷーと言う音に負けないくらい大きな声で 「はい!私です!」と返事をした。 私はそのやりとりが可笑しくて顔だけで笑っていた。 先生も私と顔を合わせ、お互い顔だけが笑っている。 青年は相変わらずにこにこと機嫌がよい。 そのうち青年はペンとメモ用紙をとりだし、取りとめの無い落書きを始めた。 その様子を見守る若い先生とその青年の純粋さが印象に残る。 診察を終えて帰る時には二人の姿はなかった。 私の傍でこの日記をのぞきこんでいる社長が ぷーと大きな音を出した。 すかさず彼は 「はい!今のは私です!」 アハハ…今度は大きな声で笑ったよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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