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カテゴリ:エレクトーン
やっと・・・
2ヶ月ぶりに、レッスンを再開する事ができた。 この2ヶ月間、殆どエレクトーンの蓋さえ開けなかった。 というか、しばらく開けるのが怖かった。 退院後すぐに、愛しかったSTAGEAで大好きな曲を弾いてみた。 弾いてる途中で、汗が滲んでくる。 ベースを踏む度に傷口が痛む。 ・・・愕然として弾くのを辞めた。あの時ほどエレクトーンを弾いてて悲しい気持ちになった事はなかった。 2月に入りレッスン再開の連絡を入れたと同時に、久々にエレクトーンに向かった。 指や足の動きは、どうもぎこちないけど最後まで通して弾けた。 嬉しい!次々と弾きたかった曲を弾き続け、正に至福の瞬間だった。 そして2ヶ月ぶりのレッスン。 思い切り練習不足だったにも関わらず、足取り軽く気分は晴れ晴れとしていた。 とにかく復帰できた事が何より嬉しかった。 まず即興を弾いた。 師匠からは・・ 「今日はとても落ち着いていて、ゆとりを感じる演奏が出来てます」 と、そんな思いがけない言葉を頂いた。 手術入院・息子の受験、すべて上手くいったという安堵感や自信が音に表れたのかな~と私が言う前に師匠がおっしゃった。 ・・・気持ちは、こんなにもストレートに音に表れるものなんだ。 そういえば、ちょうど3ヶ月前の今頃。 突然の手術・入院宣告で、ボロボロの気持ちでレッスンに行った時も、私の演奏を聞いた途端、師匠は・・ 「何かありましたか?どうも演奏がいつもと違う、伝わってくるものが全くない。」と言われた。 実は・・・と事情を説明したら納得されました。 こんなにも気持ちは音に表れ、伝わるものなのか?? 今の自分の内面まで見透かされてる様で、正直怖かった。 優しさや温かさを伝えるには、自分がそういう気持ちでないと聴いている人には伝わらないと言うこと。 気持ちは音に・・・ 奏でる音は、いわゆる言葉や表情と同じだな。 我武者羅に練習する事よりも、自分自身の心の安定こそが、人を魅了する様な演奏に繋がるのではないか~と感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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