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カテゴリ:ひとりごと・・
「本格的な冬の到来と共に、そこから逃れるかの如く駆け込んだ入院生活。 ・・・・・今夜は長い夜となりそうだ。」 あの夜が、まるで昨日の事の様に・・ その記憶の鮮明さに少し怖さを感じる。 慣れないベット、置き去りにした家族の事、翌々日の手術の事 それはもうすべてが不安という霧に覆われ、自力でどうする事も出来ないもどかしさで一杯だった。 消灯前の何とも言えない孤独感に苛まれて、あの日記を送信したんだよな。 布団を頭まで被って・・ ちょうど1年前のあの日は、無情にも北風が身も心も突き刺す程、冷たくて・・ ガラガラと大荷物を引きずり、駅までの道のりはいつもより遠かった。 途中で引き返したいと何度も思った。 が、今から思えばあの2週間は、ヒートアップ寸前の自分に休息を与えてくれたそんな気がする。 何と言っても、1号の入試まで1ヶ月少々だったのだから・・ 辛いと感じるコトが二つ重なると苦が倍になるのではなくて、それぞれが柔和されて軽くなる。 入試が迫っていたからこそ、萎れず凛としていられた。 病気を患ったからこそ、受験の最終局面をも乗り切れた。 1年経った今、何だかとても不思議な気持ちになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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