カテゴリ:育児全般について
お母さん早く早く!と言わないで 菅原裕子著 PHP
ハートフルコミュニケーションを主催している、有限会社ワイズコミュニケーションの菅原裕子さんの本です。 この方の本は始めて読みましたが、非常にしっくりきました。 親業 トマス・ゴードン著や子どもが育つ魔法の言葉 ドロシー・ロー・ノルト著は、外人さんが書いたものであるためか、言ってることはわかるけど、細胞にしみ込まない、というか、なんとなく絵空事って気がしてました。 親業をベースに、日本人の方が書いたものもありますが、たとえば子どもに愛が伝わっていますか〔新装版〕近藤千恵 著など。。。 それも、この、菅原裕子さんの本ほどにはしっくりきませんでした。 副題に『子どもの「できる」を引き出す育て方』とあります。 学校に遅刻しないように、子どもを朝起こす母親、と言うのは、子どもの自分でできる力を摘み取っているとのこと。 子どもは自分でもっといろいろなことができるのに、親によってその能力の開発を邪魔されている。と。 あ~、私の親がそうでしたねぇ。。。 朝起きる、っていうのも全く同様でしたけど、 洋服も全部選んでくれちゃってたので、私はずいぶん大人になってからも、自分で服を選んで買う、ってことができないでいましたよ。 そういう話も出てきます。 その女性は、高じて男性を選ぶってことも自分でできなくて、行き遅れているという話しでしたが。 他にも、お手伝いしてくれた子をほめちゃいけない。ありがとう、助かるわ。と言って、あなたのしたことが人の役に立っているってことを体験させてあげましょう。とか、 長所と短所はコインの裏表。プラスな角度からリフレーミングしてあげましょう。なんて話もある。たとえば、 言うことを聞かない → 自分を持っている 気が弱い → やさしい おとなしすぎる → 落ち着いている 頑固 → 信念がある 「私は、私は」とうるさい → 主体性がある うそをつく → 自己防衛がうまい だって。 そういえば、私は極端な無口で、外に出ると人前でほとんどしゃべることがなかったんだけど、 それをいつも父が否定的な言葉でなじるので、 自分は本当にダメな人間、価値のない人間だと思い込んでいたところがあります。 自己肯定感のうすい子どもでしたし、結構今でも引きずっています。 この本では、子どものいいところを見つけて伝え、自己肯定感を育てよ、となっていますが、 これは本当に重要だと思いますね。 私は自分の子どもはこうして育てたいです。 でも、自信満々な人に出会うと、何の根拠があって、この人はこんなに自信に満ちているんだろう??? と驚きを隠せないでいる自分がいます、、、 そのほか、ゲーム機が欲しいと言い出したらどのように対応するか、 スーパーで買い物中に大声を出して走り回ったらどう対応するか、など、具体的に書かれていて、 とお~っても参考になりました。 でもでも、この本って書店では売ってないようなのです。 そう書いてあったので生協で注文したのですが、もしかしたら図書館にあるかもしれません。 楽天ブックスでは売り切れ、アマゾンでは取り扱いなしでした。 出版社はPHP研究所です。 同じ著者の本では、「子どもの心のコーチング」があります。 菅原さんのメルマガも今日登録しましたが、バックナンバーも公開されていてこちらもとても参考になりますね。 言うことを聞かない子に、「~しないなら、○○を全部捨てますよ」的な脅迫や、「~してくれたら、あとで○○をしてあげるよ」的な交換条件でなんとかその場をしのぐ毎日でしたが、 これからはもっと建設的、かつ文化的な対応ができそう♪と期待大。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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