右脳教育×モンテッソーリ幼稚園

昨日紹介した本「月1万円で名門小学校に絶対合格させる本」
ですが、

このタイトルについてちょっと解説しておきます。

小学校受験というのは、首都圏とあとほんの少しの
地域で行われているもので、
全く関係のない地域にお住まいの方には
意味不明だと思いますので。

え～、我が子を私立、国立の小学校に受験させたいと
思った場合、大抵小学校受験専門の塾に
通わせるという場合が多いんですね。

ひと月４回とか、８回とか。

大手の塾ですと、ひと月で７～８万料金がかかる
というのは当たり前の世界なんですよ。

で、さらに大手だけだと不安だといって、
個人経営の塾やら家庭教師を頼むって場合も
あります。
個人だと１年間で30万前後～でしょうか。

さらにさらに、試験内容により、
体操教室やら絵画、工作教室やらに行かせたりも
します。

そのほかに、「息抜き」として
リラックスできるタイプの習い事に行く、
ってのもあります（本人たち大真面目）。

また、冬期講習、春期講習、GW講習、夏期講習と、
数日間で数十万円という、ほぼ詐欺同然の
金額設定で講習会が行われているのも事実。

また、模擬試験というのもあって、
一回８千円～１万数千円。
これを複数回受けたりします。

なので、希望の小学校に入学させるのに、
外車一台分くらいかかった、なんて話は、
結構リアルなんですよ。
実際私の知り合いにもいます。


ということを踏まえると、
この「月1万円で名門小学校に絶対合格させる本」
というタイトルは結構インパクトがあるのです。

月１万円？そんな安く済むわけないでしょ、絶対に、、、という。



他に、「小学校受験準備6か月、わずか20万円で合格した！」
という本もあります。

この方の場合、かかった20万円のうち、７万円が
子どもの受験服、靴代だというのですから、
実際には本当にわずかしかお金かけてません。

しかも幸せな結果です。

“仮に不合格だったとしても、この間に築いた親子関係は何にも替えられない宝”

と記述してあるように、受験してよかった、というご家庭なのです。


小学校受験と一口に行っても、内容はその家庭により
さまざまなので、一概に小学校受験とは○○なものです。
とは言えません。

ある場合には、親は体力を消耗し、神経をすり減らし、
子供はチック症状や十円ハゲに見舞われ、
散財をして、親子関係、夫婦関係にヒビ、
後には何が残ったんだろう、、、

というのもあれば、

これでもう受験はさせなくて済むと思って、小学校受験し、
やっと入ったのに、３年後には中学受験に向けて
塾通いが始まり、また大変な毎日を送っている、、、

とか、

受験をきっかけに生活習慣が良くなり、
親子の絆が深まり、子供の能力も伸びた、
子供に合う学校に通えて幸せな毎日、
というのももちろんあります。

せっかく入ったのに、学校と合わなくて、
ストレスいっぱいの毎日を送ってしまう場合も
あります。
子供だけじゃなく、親同士が合わなくて
付き合いきれずに
途中で公立に転校した、という話も聞きます。

そういう、さまざまなケースがあるので、
小学校受験なんてバカバカしいものだ。
とマイナスイメージで括ってしまうのもどうかと思うし、

何が何でも公立以外に行かせたいのだ、
と思うのもどうか、って気がします。

細かい区別をする必要があるのですよ。

我が家の場合はこう考える、というのがあっていいわけで、
他の人がどう思おうが、どう言おうが、ウチはこう。

いろいろ調べてみて、色んな学校の先生の話も
聞きに行って、生徒の登下校風景を見てみて、
それでこうするのが最善だと思い至った、
というのが出てきていいわけです。

さんざん私立、国立小を見て回った挙句、
近くの公立を選んだご家庭もあり、
お話を伺うと、なるほどと思います。

で、その方の話を聞いて、そちらの地域に
引越した友人もいます。

良い公立というのもあるんですね。
良いご父兄たちが集まってる公立というのでしょうか。

一年後、どうなっていたいのか、
六年後にどうなっていたいのかを明確に
イメージしておくことは大事かなぁと思ってます。