カテゴリ:右脳教育の幼児教室
宮沢賢治童話集 小川未明童話集 新美南吉童話集 ロモが通っている幼児教室から、 この3冊は必携とのことで、年中の時に買い揃えました。 で、年長クラスになると、この中から1話ずつ課題が出て、月に一度、「読解」なる授業があるのです。 「~~のとき、主人公の気持ちはどうでしたか?」 みたいな質問が先生からあって、それに手を挙げて答えるようです。 答えた言葉は、別の先生によって書き留められ、父母の手元に返されます。 そういったことがあるので、課題になったお話を、毎晩のように読み聞かせています。 中には、1話まるごと覚えちゃう子もいるようですが、うちの子はそういったことはありません。 ですが、なかなか果敢に答えを発言しているよう。 私自身、宮沢賢治は高校時代にはまってよく読みましたが、改めて読み返してみても面白いですねぇ。 大好きです。 あの、独特の言い回しがなんともおしゃれというか、心地よい響きがあります。 ある時、この読解授業を発案した先生に父母から質問できる機会があったのですが、 「難しい言い回しが出てきた場合、わかりやすいように噛み砕いて言い直した方がいいのか、それとも書いてある文をそのまま読んだ方がいいのか」という質問が出ました。 それに対する先生の答えは、「そのまま読んでください。」でした。 子供に対して 「わからなくていいのよ。 お母さんができるだけわかりやすく読むから、聞いているだけでいいよ」 と言ってあげて下さい。 そして、なるべく感情を込めて、抑揚をつけて読んであげて下さい。 とのことでした。 簡単にわかるような授業ばかりしていたのでは、本当の思考力は付かない、とのこと。 わからないまま3回ほど読み聞かせ、 その後、同じ作品で、絵の豊富にある絵本や、噛み砕いた文章に直してある絵本や紙芝居などを読んであげる、などという方法をとると、グッと深く入っていく、というお話もありました。 この3冊に関しては、内容が理解できないということは無いように感じますが、 論語などはそのままでは理解できないです。親も。 そういった場合に、説明文などを読んであげる必要はなく、わからないまま言葉の持つ波動をそのまま伝えてあげる。 子供も、そのままを丸ごと受け取る、というのが良いそう。 何しろ「名文」ですからね。 言い換えたのでは、その作者の出したパワーみたいなものが受け取れなくなってしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.26 12:11:57
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