最近聞いたお話。
性格には血液型のような型があり、そのタイプによって価値観が違う。
子と親の型、つまり性格タイプが違った場合、
間違った言葉かけをしてその子の良い芽を摘み取ってしまっている可能性がある、、、
って感じの内容でした。
たとえば、お母さんが、「他の人を出し抜いて1番になりたい」という願望が強い人で、
子供が「周りのお友達と一緒に物事をやるのが好き」というタイプ。
お母さんが「あの子には絶対に負けちゃだめよ。絶対勝つのよ!」って感じで言葉かけしてても、
子供にはピンと来ない。
お母さんはいったい何を言ってるのか理解できなかったりする。
それで、まったく競争心がない子供に母はイライラして、
この子はダメだわって思っちゃったりする。
子供は子供で、「お母さんは、自分の心地よい環境を壊す」とストレスを感じたり。
逆に、子供が「絶対○○くんには勝ちたい!」って意気込んでやっていると、
お母さんが「他の人と比べて勝つとか負けるとか、そういうことは思っちゃいけません。
そういう思いは良くない思いです。
競争するんじゃなくて、お友達と仲良く助け合ってやりなさい」
なんて感じで、子供の考えを否定してしまう。
すると、子供は混乱します。
自然に湧き出てくる『他人と勝負して勝ちたい』という欲求を「ダメ」と否定されてしまって。
しかも、大好きなお母さんに認めてもらえないとなると、
居場所がなくなってしまうというわけ。
そういった場合に、この子の価値観は自分とは違うけれど、
これもひとつの個性だから認めてあげよう、と気持ちを切り替えて
受け入れてあげるんですね。
すると親子関係が良くなってくるし、子供が本来持っている才能が伸びてくる。
夫婦間でも同じこと、なのだそう。
そういえば、うちの夫は他人から認めてもらいたいという欲求が人一倍強く、
その部分、私には理解不能。
夫の夢は豪邸に住んでフェラーリ、ポルシェといった高級車を持つこと。
しかし、私にはフェラーリからは幸せな波動を読み取れないのです。
物は持ちたくない派です。私は。
自動車なんて、持たないほうがいいじゃない?
必要ならばタクシーに乗ればいいし、レンタルすればいい。
カーシェアリングで十分。
第一、車は、重くてかさばる荷物をいっぺんにどれだけ運べるかに価値がある。
二人しか乗れなくて、荷物も載せられない車なんてまるで価値が無いのです。
家も広いかどうかというのはあまり興味が無い。
広さ、高さを競うと、必ずすぐに追い抜かれます。後から建てたものに。
二番手に落ちて悔しい思いをするのなら、
最初から競わない方向で行ったほうがいい。
秀吉より利休の路線です。→参照:千利休
自分がどれだけ心地良いかが一番優先されるべきことじゃない?って思う。
でもね、そういう価値観も認めてあげると良いんですよ。
それも個性だから。
否定してしまったり、他人の考えや価値観を馬鹿にしてしまうと、
人間関係がおかしくなります。
身内であるほど馬鹿にしやすいのですが、マズイですこれは。
まして、自分の子供ってなると、ひとつの人格ある人間、他人、ってことを
ぶっとばして「それはだめ」「ばかじゃないの?」と
暴力的な言葉を投げかけてしまいがち。
それで、何人か子供がいるうちの、第一子とはうまくいくのに、
第二子とはうまくいかないとか、
片方には話が通じるのに、もう片方にはまったく同じ話が通じない、
なんてことが起きてしまう。
そんな話をお聞きしました。
ハイペースなお母さんとスローペースな子供のパターンとかね。
よそのお子さん(よその親子)と比べてなんで同じようにうまく行かないのかと
悩んでしまうお母さんが多いところを、この話で
「なんだ、性格の違いだったのか」と
しっくりきた方が多かったよう。
私も面白いな、と思いました。
勉強してみようかと思う。
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