ものすごい頭痛、悪寒、咳き込み・・・やられたか・・・
午前中、ぎりぎりで、ホームドクターの診療所へ。タクシー代980円也。のどから粘液を採取され、待つこと15分。インフルエンザA型に感染、との結果。先生が説明してくれる。「この一番上の線は、この検査が上手く行ったという印です。次のBと書いてあるのは、B型にかかってるかどうかを調べます。何も線が出ませんのでかかってませんね。次のAと書いてあるのが、A型にかかってるかどうかを見る場所です。よく見ないとわからないけど、よくよく見ると、うっすら線が入っていますよね。これは、感染しているということです。感染してまだ時間が経ってないんでしょう。特効薬を出しますから、朝晩飲んでください。」「はい」『でたでた、特効薬。これさえ飲めば大丈夫。息子もこれで元気になったのだ。』しかし、若いドクターで良かった、と思う。年寄りだって、経験が豊富だからそれはそれなりに良い面もある。しかし、今みたいな、よくよく見ないとわからない、なんていう場合、年寄りで目が悪かったら、見逃しちゃうんじゃないだろうか、と思う。わが尊敬する、メンター・チン先生は、厚化粧の女性を好む。チン先生の前に、ノーメイクで登場することはご法度となっていて、もし間違ってそんなことになったら、必ずご指導されてしまう。チン先生曰く「化粧をすれば、どんなひどいブスだって、それなりに美しく装える。化粧をしないのは手抜きであり、怠慢である」このご指導で、確かに美しくなった女性は多い。しかし、タカラジェンヌのような厚化粧の女性を褒め称えるチン先生に、私はかねてから疑問を抱いていた。それが、ハタ、と思い至ったのだ。チン先生はド近眼である。メガネはかけず、ゴルフをされるときにはコンタクトを入れるようだが、普段はあまり矯正もしていらっしゃらない様子。ぼーーーっとした世界にお住みなのだ。そんな中、ノーメイクで現れたら、ほとんどのっぺらぼうに見えてしまうのではないか。宝塚メイクをするくらいでないと、目がどこにあるのかもわからないのだ、と。宝塚だって、あのメイク、あの衣装のままテレビのトーク番組に出て、アップで写ったら怖いが、遠くの舞台上で演技するのを見る場合、あの派手さが「きれい」と思わせるほど不自然ではなくなってしまう。先生はまだまだ老人ではないけれど、目がお悪いので、女性に厚化粧を求めてしまうのだ。チン先生のなぞがひとつ解けたぞ。薬局で薬を受け取り、バスで帰宅。クリニックで2,200円、薬局で1,750円かかった。インフルエンザってお金がかかるのだ。帰宅後、食欲はないが気休めにパンを少しかじり、早速薬を飲む。どうしてもしなければならないことをパソコンに向かってやっているうち、じわじわと全身に薬が回っていく感覚があり、魔法のようにスーッと楽になっていった。あ、薬が効いてきた。すごい効果。さすが特効薬。もう治ったかのよう。でも油断しちゃいけない。インフルエンザは普通の風邪とはちがうのだ。夫帰宅。炊飯器も空っぽなので、家族で外に食べに行くことにした。自転車に乗る。こんな状態で夜風に当たって良いんだろうか。和食のファミレスへ。ロモは相変わらず、あんまり食欲がない様子。しかし、帰宅後、「おながか空いてきたんだけど」と言って来た。「おにぎり くだちゃあい」「お、に、ぎ、り くだちゃあい」とうるさい。ご飯がないから外に食べに行ったのだ。パンでいい?とごまかし、食パンを出す。「焼いたの?」と言うので、「焼いてないよ。熱くないから大丈夫」と言う。ロモは、さめたパンが好きなのだ。おにぎりも、あつあつはダメ。冷たいおにぎりを好む。3人で入浴し、寝る。薬のせいか、吸い込まれるように寝る。