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なんの本に書いてあったんだろう?
つらいことやイヤなことがあったときは、大声で叫べ! って。 わたしが住んでいるところがいくら田舎でも、家で大きな声を出し続ければパトカーがやって来る。 だからその本に書いてあったとおりに・・・ 風呂のお湯に顔をつけて、浴槽のお湯の中で思いっきり叫んだ。 こちらのささいなミスに乗じてゴネたあの客の態度に。かみさんの母を亡くしてからの家の状態に。 そして自分のふがいなさに。 息が続く限り叫ぶ。大きく息を吸ってまた叫ぶ。どんなに大声を出してもお湯が受け止めてくれる。 つらいことやイヤなことがあると、なぜか背中の右側が重くなって痛くなる。 その痛みを感じながら混んだ電車に乗って帰ってくる。これでいいのか! 叫ぶたびに、すっ~っと 少しずつ痛みが薄れていく・・・ 部下に感情的に怒鳴ることができないので、どうしても自分でかかえてしまう。 きっとこんな自分が自分でもイヤなんだな、って思う。 背中の叫びが 痛みなのか? 叫ぶたびに、すっ~っと 少しずつ痛みが薄れていく・・・ 明日は、浴槽のお湯に叫ばないでいい日でありますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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