来年は政権交代をなんとしてでも実現しよう
日本の精神荒廃は末期的である。公務員が犯罪をしても誰一人責任をとらない事態はそれを示している。世間に起こっているさまざまな異常犯罪は日本国民の精神の退廃を表している。官僚のシロアリ化を招いたのは一党独裁が異常なほどに長く続いたからである。徳川時代に匹敵する自民党一党独裁が民主主義の健全化を阻んできた。そして、物質的繁栄に偏り、精神の豊かさを失ってしまった。自分という存在、なぜ生きているのかという原点、禅や仏教の教えを忘れ、ブランドもの買いに狂奔した結果が公務員の犯罪である。年金をねこばばし、薬害で国民が多数死ぬことになっても厚生官僚はだれひとり責任もとらずに天下りで必要以上の税金をもらって私腹を肥やしている。国家公務員だけではない。地方公務員や警察官僚も裏金をつくり、税金無駄遣いの温床をつくって、そこに政財官が群がっている構図ができあがっている。来年の夏にあるであろう衆院選で自民党を参院選同様に大敗北に落とさなければ、この構図はいつまでも変わらない。焼け石に水の改革詐欺が永遠に続くだけである。真の改革は政権交代により始まる。それが国民のための民主主義を育てることにもなる。