補正予算見直しより緊急経済対策が先決
補正予算の見直しも必要だが、日本の基幹産業である製造業、輸出
産業が青息吐息だ。緊急経済対策を輸出産業中心に行わなければな
らない。韓国はFTAにより、国内輸出産業の空洞化を避ける見
通しだ。もちろん、工場は中国にも建てるが、FTAにより輸出
品の関税がかからなければ、中国で生産、輸出しなくても韓国内か
ら対応できる輸出先ができるからだ。日本は民主党がFTAを言
い出せば、農民が怒りだすから、引っ込めてしまった。農業、医療
で日本は食っていけない。日本が食っていけるには、輸出競争力の
ある産業に育成されていることが大前提である。農業や医療でやる
なら、輸出できる産業でなければ意味がない。日本の小さな市場規
模では、食っていけない。鳩山首相や菅国家戦略大臣は、理系出身
だから、これくらいは理解していると思うが、今、日本の輸出産業
は危機的状況である。短期的にしのげないと、農業や医療だといっ
ても絵に描いた餅である。当面をしのぐために、電機や自動車産業
に対する緊急経済対策を行うべき。LED,OLED,e-paper,半導
体、エコカーに対する投資減税、重点投資補助をしなければならな
い。待ったなしである。