意思決定が遅い日本のマネジメント
日本のサラリーマン・マネジメントが元凶だ。意思決定が韓国と比べると格段に遅く、これが後塵を拝している原因ともいえる。韓国の大統領と日本の総理大臣と同じ構図だ。かたや、欧州や米国とのFTAを決め、電機産業、情報通信産業では世界をリードし、日本に付け入る隙を与えないという覚悟だ。どこかの国のように農業のために国全体が滅びるようなことはしない。日本にリーダーといえるような人物は見当たらない。これが明治以後、日本の悲劇となっている。若者の就職は絶望だ。寄らば大樹はもうないのである。そのなかで志しある若者が自分で道を切り開くしか、この日本は生きる道はないのである。中高年の所得もこれから劇的に減少に転じ、坂を転げ落ちるのが、これからの日本の姿であることをまず受け入れてからでなければ、日本の再生はないだろう。