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村松克哉

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2024年09月
2024年03月08日
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カテゴリ:健康



 季節性インフルエンザの感染拡大が続いています。昨年12月にピークを迎えた後、一度は減少しましたが、年明け以降に急増、1シーズンでふたつのピークができる異例の事態となっています。
 インフルエンザは例年、年末に流行入りし、ピークがひとつできます。しかし、今シーズンは昨年9月から流行が拡大しました。コロナ禍ではインフルエンザがほとんど流行せず、十分な免疫を持たない人が増えました。昨春以降、社会経済活動が活発化したこともあり、3,4か月早く感染が広がりました。
 秋からの流行は12月初旬に警報レベルとなりました。その後、注意報レベルまで下がりましたが、年明け以降は5週連続で増加しています。2回目のピークができた背景には、昨年末にかけて2種類のA型が流行した後、1月以降に新たにB型が拡大しているとのことです。
 この4年間、B型の流行がなかったため、子供はほとんど免疫を持っていません。したがって、2この旬の患者の約7割を15歳未満が占めています。結果として近年で最も大規模だった2017~18年に匹敵するインフルエンザの流行になる可能性が高いようです。
 一方で新型コロナ感染者の推計によると、第10波は昨年12月から始まり、2月3日頃にピークとなりました。若い世代が重症化して入院するケースはほぼなくなりました。2021年夏の流行とは大きく違います。あのときは、ワクチン接種をしていない40-50代が重症化して死亡する例が続出しました。
 現在は、高齢者でも予防的観点から入院させているケースが多く、看護する家族がいない場合や基礎疾患を抱えている場合などです。新型コロナの5類移行に伴い、感染者に対する法的な行動規則は、発症から5日の出席停止などを求める学校保健安全法を除いてなくなりました。第10波の最中でも、電車内でマスクをせずに咳やくしゃみをしている人がいます。今は危機管理を人任せにしてはいけない状況といえます。
 コロナが流行しているからマスクをする、ちょっと具合が悪いから外に行かないなど、個人が臨機応変に判断して行動を変えるなど危機管理を自身で行うことができれば問題ないと思います。
 コロナウィルスのワクチンは、春から自己負担となりますが、重症化率が減る、後遺症が残る確率が減る、強毒化したウィルスが出現する可能性は完全にはゼロではない、などの理由からワクチン接種を続けたほうが良いかもしれません。金銭的負担を減らすためにも、インフルエンザとコロナの両方に効くワクチンを出してほしいところです。
 ワクチン接種による副作用が強かった人はプラスとマイナスを天秤にかけて自己判断するしかないと思いますが、新型コロナはインフルエンザに比べて抗ウィルス剤が効きにくいことを考えれば、医者にとっては嫌らしい性質のものであることは間違いないようです。





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最終更新日  2024年03月08日 07時44分04秒
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