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日常のニュースからひも解く自らの視点

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村松克哉

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2024年09月
2024年04月06日
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カテゴリ:自己啓発



 人間関係学には、二つの意味があります。狭い意味では心理学の一分野であり、ユング、アドラーに始まり、人間関係のやりとり、交流を分析する心理学・心理療法の手法のひとつである交流分析(TA: Transactional Analysis)につながる流れを意味し、この立場の人間関係学は心理学にきわめて近いと言えます。
 広い意味での人間関係学は、まさに日常用語的な意味での人間関係を学びます。現代社会における様々な人間関係について、総合的に研究します。人はひとりでは生きていけません。必ず、社会・組織・集団など人とのつながりを持つことになります。また、人々の暮らしも時代も著しく変わりつつあり、人と人とのかかわり方も変化しています。人間の生活においても、社会生活の諸領域においても、また、人々の人生の場面においても、様々な問題が続発しています。生活問題、社会問題、環境問題、教育問題、さらに福祉に関わる問題、人間そのもの、人間のアイデンティティ(存在証明、自己同一性)に関わる問題があります。人間関係学は、人間の一生における人間存在を心理学、社会学、政策学、宗教学の総合的観点から研究します。
 この人間関係学の研究は、「人間の生活」と「人間」、また、「社会」と「社会生活」の理解を目指している人々の要請、社会と時代の要請に応えてスタートした研究であり、今後の発展が大いに期待されています。人間関係を良好に築くには、総じて、コミュニケーション、信頼、共感、思いやり、自己理解、自己肯定感、尊重が重要な要素となります。「コミュニケーションを図る」とは、異なる立場の人同士が、何らかの手段によって意思や感情などの疎通を図ることを意味します。
 コミュニケーションには、お互いの思考や感情、意思、価値観などを言葉で伝え合い、お互いに分かり合おうとする、違う考えを持つ相手と互いに理解しようとするという意味があります。コミュニケーション能力を高めようとすると、「相手にいかにうまく伝えるか」に意識がいきがちです。しかし、コミュニケーションを考えるうえで最も大切なことは、「双方向のもの」であるということです。相手への伝達だけでなく、「相手からの情報をいかに上手に正確に受け取るか」という観点も持っておくことです。
 コミュニケーション能力を鍛えるには、挨拶を心がける、具体的に話す、話し方を工夫する、比喩表現やたとえを使う、結論から話す、相手の話をしっかり聞く、相手の心理や気持ちを考える、相手を批判しないなどの様々な方法があります。会議や意見交流会で積極的に意見を述べる、議題の内容を理解し、入念な準備を怠らない、議論を効率的に進めることもコミュニケーション能力を向上させるにはいい方法だと言えます。
 コミュニケーション能力を構成する4つのスキルとは、自分の言いたいことを「伝える力」、相手の言葉を「聴く力」、非言語を「伝える力」、非言語を「読み解く力」です。コミュニケーション能力を向上させるには、論理で伝える力、論理で読み解く力、感情で表現する力、感情で汲み取る力、場の力を利用する力、前提と変化に気づく力も必要です。
 コミュニケーション能力を高めると自分の考えや気持ちを相手に伝えられるだけでなく、相手の考えや気持ちも把握できるようになります。そうすれば、対人関係で考えや気持ちのすれ違いが起こらず、相手が本当に言いたいことを理解できます。相手の価値観への理解につながれば、信頼関係が生まれます。人間関係が良くなり、信頼関係も構築しやすくなります。
 社会人のストレス、職場での精神的負担が軽減され、業務の効率化が図れるようになります。そうすると自分にとってチャンスが広がり、前向きな気持ちで過ごせますし、相手からも信頼してもらいやすくなります。情報を得る機会が増えます。相手とすぐ打ち解けられます。ステークホルダーとの関係性向上やイノベーションの創出、業績向上など、多数のメリットが期待でき、経営の持続性につながります。





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最終更新日  2024年04月06日 08時00分12秒
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