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村松克哉

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2024年09月
2024年04月07日
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カテゴリ:経済



 新社会人にとって、4月はスタートの季節。まずは、会社生活に慣れることが大事です。初めてもらう給料をお世話になった父母にプレゼントするのもいいでしょう。それから自立した社会人を目指すには、勉強も必要でしょう。新社会人として「大人」の仲間入りをするなら最低限のお金の知識は押さえておきたい。これまで見てきた朝の情報番組は、これから日経新聞と提携しているテレビ東京の「モーニング・サテライト」(平日5:45-7:05)に変更し、毎日、経済の情報を押さえておくことも大事です
 私の新社会人時代は学生時代の延長でバブル真最中に突入したので、お金の勉強など20年近くしませんでした。会社から勧められた財形貯蓄と生命保険に加入したくらいなので偉そうなことは言えませんが、今なら、新NISAを活用して、毎日数百円でも投資信託で積み立てするのは良いと思います(投資はあくまで自己責任でお願いします)。好調なアメリカ経済に投資するなら、S&P500連動型、半導体が相場をけん引しているから半導体株型、日本経済とともに行くなら日経平均などの投資信託なら毎日、毎月少額から始められ、長く投資できるのでいいのではないかと思います。
 米国に比べ、日本はお金の知識に乏しく、大部分は現預金でしか資産形成していないという状況です。そこでようやく文科省が動いて、2022年から高校で資産形成の授業が始まり、金融教育の重要性が注目されるようになりました。これは、まだ多くの社会人がお金について学んだ経験に乏しいことを意味しています。日本ファイナンシャルプランナー協会の調査では、収入・支出・預貯金に対する不安を解消する情報を知りたい人が6割以上に上ることからも、お金に関する知識の重要性が見てとれそうです。
 お金の勉強の範囲は非常に広く、学ぶべき範囲やタイミングがわからない人は多いようです。最初のステップは学ぶ「分野」を決めることです。基本的な分野は「ライフプランニング」「社会保険・年金」「資産運用」「リスク管理」「税金」「相続」です。それぞれの主な内容と学んだことをどのように生かせるのか、具体例を学ぶことです。
 次に勉強の目的を決めます。目的があれば、具体的に何を学べばよいかを明確にできます。特に金融商品については、目的によって許容可能なリスクや期間に対する考え方が異なるため、目的の決定は重要です。お金の勉強の目的が決まったら、インプットでどんどん知識をつけていきましょう。毎朝、見るモーニング・サテライトはメモを取りながら見ることでかなりの勉強ができます。毎日のように発表される経済指標や統計数字は、あとでインターネット検索して調べるなどすれば、より知識が深まり、固定します。本やインターネット(YouTubeなど)、セミナー、金融関連の資格などで勉強する方法があります。
 学んだ知識を自分のものにするには、アウトプットで実践してみることが有効です。家計簿をつけて家計状況を見直すことで家計のお金の流れを理解できます。数字を見ることで外食や通信料など今まで気づけなかった無駄や、改善ポイントが明確になります。ライフプランシートを作成し、将来のお金を見通してみることも有効です。20歳代は経済面での自立・貯蓄形成、30歳~40歳代では住宅・教育資金の準備、老後に向けた資産形成などライフステージごとに必要なお金を書き出していくと、具体的な資金計画の必要性が実感できます。
 そして、最後に実際に金融商品で資産運用を始めてみることで知識を深めます。高額の資産運用は大きなリスクを伴うため、まずは少額から運用してみましょう。経済と資産の値動きとの関連や、リスクを抑えるための分散投資の方法等、自分自身で体験することでより理解が深まります。
 お金の増やし方は一生かけて行うもので、お金についての自分の知識や経験がベースにあるものでなければなりません。過去、日本人は貯蓄一辺倒でしたが、ゼロ金利やマイナス金利が長く続いたため、投資に金融資産を振り向ける動きが出てきました。40年かけてバブル以降、低迷していた日本の株式市場はようやくバブル最高値を更新し、新しい時代に突入しました。新NISAの導入や国内外の株式相場の上昇で、株式や投資信託の残高が増えています。これからは、個人の金融リテラシーによって資産形成にずいぶん差が出てくることが予想されます。金融資産形成を他人任せにするのではなく、自分の金融知識や経験をベースに資産形成し、自己防衛を図る時代に入ったのです。





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最終更新日  2024年04月07日 08時00分11秒
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