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村松克哉

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2024年09月
2024年04月11日
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カテゴリ:環境問題



 カザフスタン共和国は、中央アジアに位置する共和制国家です。1991年にソビエト連邦共和国から独立し、国土面積は日本の約7倍で世界第9位です。カザフスタンは、石油や天然ガスなどのエネルギー資源、鉱物資源に恵まれた資源大国です。一人当たりGDPはロシアと同レベルです。国土の26%はステップ地帯で、大陸性気候のため、夏と冬の気温差が大きく1月の平均気温はマイナス19~4度、7月の平均気温は19~26℃です。
 穀倉地帯では、綿花、小麦、ジャガイモなどが生産され、牧畜業も盛んです。かつては、草原地帯で、遊牧生活を送る人々も多くいて、キイズ・ウイと呼ばれる移動式の家を建てて家畜を飼っていましたが、ソ連時代の定住化政策によって遊牧生活を送る人々は少なくなっています。人口約2000万人のうち、カザフ人63.1%、ロシア人23.7%、ウズベク人2.9%、ウクライナ人2.1%、他にドイツ人、ウイグル系、タタール系などが済んでおり、多民族国家です。
 カザフ人はアジア人の中でも特に日本人の顔立ちとよく似ており、カザフスタンが日本人のルーツであるという説もあります。カザフ人の間では、昔、モンゴル付近に住む集団のうち、魚を好む者が東の海へ行き日本人に、肉を好む者が西の平原へ行きカザフ人になったという俗説が聞かれます。もしかしたら日本人とは兄弟だったのかもしれませんね。
 カザフスタンは肉食大国でもあります。一人当たりの消費量は世界一で馬肉料理はお祝い事に欠かせないご馳走となっています。カザフスタン料理は新鮮な野菜と肉を使い、塩や胡椒など日本人になじみのある調味料を使うので私たちの口にもあいます。麺料理や米料理も豊富で懐かしい味に出会えるでしょう。
 カザフスタンには、伝統的なものから珍しい旅行体験まで、様々なものがあります。景観大国ともいわれており、天山山脈が連なる雄大な景色とコルサイ湖はアルプスを彷彿とさせ、チャリン渓谷はグランドキャニオンのような雄大な景色が見られます。メデオスケートリンク&スキーリゾートは山々が美しく、カザフスタン人自慢の景勝地です。
 カザフスタンは豊富な地下資源を有し、石油埋蔵量は398億バレル(世界の3.3%)、世界13位の産油国です。ウラン、クロムの埋蔵量は世界2位、亜鉛は世界5位。その他、レアメタルを含め非鉄金属も多数あります。カスピ海周辺では欧米や日系企業が参画し、大規模な油田開発を行っています。原油の輸送ルートとしてはロシア経由、コーカサス地域経由の他、中国向けのパイプラインも整備されています。
 来年には日本とアルマトイを結ぶ直行便が計画されています。カザフスタンは遊牧の歴史を背景とする独自の文化とその現代的な展開も魅力です。顔つきもなんとなく日本人に似ており、親近感をもちやすいです。2022年に日本とカザフスタンは外交関係樹立30周年を迎えましたが、お互いの往来が増えてくるともっといいですね。





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最終更新日  2024年04月11日 09時04分22秒
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