運命は変えられる2
運命は変えられるといっても何度も同じ失敗をしている。何をやっても運命なんか変えられないと思っている人もおられるかもしれません。交流分析では、人生脚本の書き直しが必要だといいます。同じ失敗を繰り返す人には一定のパターンが見られます。池見酉次郎博士も「いろいろな人の話を聞いていると一定の型にはまった人生ドラマをほとんど強迫的に繰り返し繰り返し演出している人が多いことに気づく。」といわれています。このような人生を交流分析では人生脚本といっています。これが運命と呼んでいるものにあたります。詳しくは交流分析を学んでいただくとして、簡単に説明すると人生脚本がどのようにして作られるかというと遺伝的素質というものが土台にありますが、そこに父母などの育っていく環境があります。そしてだいたい5~6歳くらいで基本的な構造ができあがります。その後、体験を繰り返しながら脚本を作り上げるのです。それが今のあなたの行動の基本構造を形作っているのです。ではどうすればいいのかあなたの人生脚本がどのようなものなのか一度じっくりと考えてみてはいかがでしょうか。そしてその脚本に修正しなければいけないところがあるのであれば修正してみるのです。