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カテゴリ:読書
16歳のころ何を思っていただろう。
ダブルスコア+2歳の今の私も想像できただろうか!? 恋をして、毎日が楽しくて、そして勉強するのがイヤだった。 あの時きいても、誰も明確な答えをだしてくれなかった、 『なぜ学び、なにを学ぶのか』、この本の中に答えが書かれているのか。 興味があったので、読んでみた。 国語。 言葉は『言語能力』と『コミュニケーション能力』の2つの側面があり、 言語能力を磨くには「美しさ」よりも「正しさ」であると言うこと。 トレーニング方法として、『絵を言葉でかいてみる』とよいとの事。 花を描写するときに、 「美しいピンク色に染まって」とか 「はかない紫色の花」などの自分の主観をいれないこと。 「美しいピンク色」も他の人から見れば、「けばけばしいピンク色」かもしれないし、 「はかない紫色」も「毒々しい紫」に感じる人もいるかもしれない。 文章というのは「自分の気持ちも書くだけのものではない」 「情緒よりも論理」か。。 正しいって難しい。(笑) 国語の特別講師として文章を寄せている「金田一秀穂」先生からの課題。 【右】という言葉を右という言葉を使わずにどうやって説明するか!? 「左の反対など」というずるはなし。 ちなみに「ハシを持つほう」は左手でハシを持つ人もいるのでダメとの事。 数学。 学生時代はいわゆる理数科目がとても苦手で、 『社会にでて、なんの役にたつんだ!?』と常に思っていた。 数学で学ぶのは「知識」ではなく、「数学的思考」とものの考え方、論理の進み方を学ぶこと。 数学とは、「真実を見抜く力」らしい。 数学の特別講師をされた方は、60という数字が好きらしい。 やっぱり、ちょっとわからない。(笑) 社会。 「よのなか」科という授業を実践されて、有名先生の話が掲載されている。 もっとも有名な授業テーマは、『ハンバーガー屋の店長になろう』と言うもの。 ・どこに出店すれば人がくるのか!? ・一人当たりの顧客単価はどれくらいだろう!? ・売り上げは一日にどれくらいになるのか!? ・ハンバーガーの原価はどれくらい!? ・店舗を経営していくための経費、人件費はどれくらい!? 考えるの事は盛りだくさんだし、楽しそうだ。 こんな授業だったら、高校生だったあのころ、 社会や経済の事に、もっと関心がもてたかもしれない。 さて、16歳の頃、これを読んでいたら、 バリバリ勉強が出来るようになっていたか?と聞かれれば 多分答えは NO だが、ヒントにはなったかもしれない。 子供が16歳になったときに読んだらどう感じるだろう。 少し楽しみな本ではあった。 16歳の教科書 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.28 14:31:04
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