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カテゴリ:ありがとう なお話
お店の椅子を 買い換えました 昨日の夕方 入れ替えの予定だったので、 (下書き保存して、すでに 1週間以上が経過 6月30日のことです)
午前中は、10時に 出張カットの予約を 受けました 初めての方だったので、定休日に伺うことにし、今日にしてもらいました。 旧家で、お屋敷といった雰囲気のお宅。
「ごめんくださいまし~」とは 言わなかったものの、表門のチャイムを押し、 裏門から 「こちらからどうぞ」と 通された時は なんだか 『家政婦は見た』 気分でした
お客様は 91才の 男性で 耳が遠く、歩くのに介助が必要な方でしたが 品のよさそうな方でした できれば その娘さんも カットしてもらいたいと 言っていたのですが 途中、新しい 椅子を積んだトラックが 到着してしまったとの連絡に 6時間の差は 予定が大狂い 息子は家にいるはずなのに 電話に出ない けっきょく 男性だけの調髪で 失礼してきました お手伝いさんのような もう一人の方も 顔剃りをしてもらいたい と 言っていたところだったのに あぁ…もったいない
家に帰ると すでに 新しい椅子の設置が始まっていました。 息子は 寝ていたらしく、麻呂の声で、起きて 対応していました そして外には 小雨に ぬれながら 今まで 使っていた椅子が ジワッ ときましたね 二十数年、お客さんの尻に敷かれ、寝たり起きたり、上がったり下がったり がんばってくれました 椅子のレザー張りが 切れてきたり、足の部分が上がらなくなったり メーカーの方の話では、 「修理しようにも、二十年も経ちますから、基盤がもう…」ということで 今回の入れ替えとなりました。 景気が悪いので なるべくお安いのを 3台にしました。 それでも 百万円超、もちろん ローンです。
今度、買い替えるときには 私も 引退しているでしょうね
古い椅子を車に載せている時、やっぱり 見送りたくなります またまた ジワッ すると、 設置してくれたメーカーの方が 「丸ごと捨てられるわけではありませんから、分解して 鉄の部分も再生されたりしますから」と 声をかけてくれました やっぱり 椅子の入れ替えで、なかには、写真を撮る人もいるようで、 (まさしく、私もその一人)
暇な時も、忙しい時も、共にがんばってきた 相棒です。 たかが、椅子、されど椅子です 20年以上の付き合いで、愛着もあり、思い出もあり、別れには 切ないものがありました。 長い間、ご苦労様、ありがとう
使い勝手が違うので、新しい椅子に、慣れるまで 少し 時間が かかりそうです
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最終更新日
2009年07月09日 01時48分00秒
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