優しさにつつまれて

毛糸の季節、到来。

手織りは、ひとまず休憩。

モヘヤ糸のショールを織り終えて、かぎ針のモチーフ編みをしています。

『これが・・・私で良かったよ。夫や、息子に被害がなくて・・・・』

＊ここからは、ほぼ・・完璧にグチなので・・・長いよ。

１つの台所に主婦は二人いらない。

朝、せわしなく弁当を作っていても、何食わぬ顔でまな板やガス台を使う。

と、言っても、生野菜を切ったり、目玉焼きを作るだけだが。

たった、それだけなら、私が待てばよいと思うでしょ。

なぜか、たった、それだけに・・・・数十分かかる人。

「すみませんが、台所を使うのはあと１０分待って下さい。」と、言うと、

「糖尿病だからねぇ。お腹がすくとつらいのよ！」と、水戸黄門の印籠のように糖尿病を口にする。

「ここに、置かないで！」と、何度も注意する食器や鍋を高い棚に乗せる。

私が置いた場所に戻さず、適当な箇所にしまいこむ。

朝は『出かける人の準備』が最優先で、

調理用品は、料理をする私が使いやすい場所に置きたいの。

使いたい時に、探すのが大変なんです。それと・・・・

地震以来、壊れやすい危険物は高いところに置かないように決めたのに、

地震の時に旅行中で、あの怖さを経験していない姑さんは、

「大丈夫よ～。心配性ねぇ～。」

二十年以上の付き合いです。言っても仕方がないこともわかっています。

だけど・・・・

昨夜ね、普段使っている鍋を高い棚からおろそうと手を伸ばしたら、

まず、ガラス製の重いフタが落ちそうになったので、左手でフタをおさえたの。

確かに、フタを押さえたのに、？？？？？

ガラス製の重いフタが私の右手首の上に、半分・・・・そう、半分が落ちてきたの。

割れていたのよね。

ガラスのフタは７ｍｍ位の厚さがあって・・・。

夕食作りを手伝ってくれていた、息子たちの行動は早かった。

次男は、『かぶれないバンドエイド』を取りに、

長男は、姑に「お母さんが怪我をしたから、おばあちゃん、代わりに夕飯作って。」と。

(夕食？もちろん、最後まで私と息子たちが作ったよ。姑さんは作る気・・・なし。)

よっこらしょ～と、やってきた姑さんは、割れたガラス製のフタと、

手首から流れる血を見ながら「キャ、ハ、ハ、ハ、ハ、」と、笑った。

あ～、これ、姑の癖みたいです。

夫や息子が、怪我して「痛い！」と、言っても、笑うのよ。

「大丈夫？」なんて言わないの。

人が痛がるときや失敗したときに笑うなんて・・・・最低！

かなり嫌な気分になる。

「おばあちゃん！笑うな！だめだよ！」・・・・次男がにらみつけた。

すると・・・

「あらあ？わたし、笑っていないわよ。」と、平気で言う。

・・・・・息子たちも私も唖然。まあ、いつものことですが。

長年、一緒に居て、何度も「そういう時は笑わないの！」と、言っているのだけれど。

姑さんの友人にも「他人がミスした所で笑うのよね。自分が笑われると怒るのに。よくないって、言ってあげてよ～。」と、言われたことも度々。

昨夜は数十分で止血できたの。

「もう大丈夫かな？」と、食器の洗い物をしていたら、

バンソーコーの隙間から血がポタポタ流れてきて。

またまた、次男が叱りながらバンソーコーを貼り直してくれた。

ちょうど手首。曲げる部分。痛みはないのよ。

ただ、血が・・・・。

今、キーボードは左手のみで打っている。

あ～、疲れた。

編み物も・・・いえいえ、家事すらマトモニできないわ。

電話の受話器も持てない。

病気になったり、怪我をしたり、「私って、最悪。」と、悲観した日も多々あったけれど、

その度に、家族の優しさを再確認出来る「私って、幸せ。」

・・・・そう思わないと、この家じゃ・・・・生きていけませんわよ～。

親子、兄弟、嫁姑、嫁舅、夫婦・・・・一軒の家に暮らす形はさまざまですよね。

好きな人だけと暮らせている人は、きっとそれだけで幸運ですよ。

みんな、何らかのしがらみに・・・我慢しながら生活しているようだもの。

ちょっと年上の先輩世代が『介護』に追われていたり、孫の世話を押し付けられたり。

別居の可愛い孫に会うのに、嫁の許可が必要な人もいるし。

私なんて、まだまだ、幸せだと思う。

あ～、今度は左の指が・・・つりそうなので・・・またね・・・。

お～っと、気分が沈みこんでいた時に、素敵な心温まる品物が届きました。

かなみんさん！ありがとうございます。(夫の大好物、早速、温野菜に！・・・私、夕飯を作れるのかしら？無理なら、生野菜に・・・。)

それと、もうすぐ展示会を開かれる『ながきょうさん』。

手の調子はいかがでしょうね。無理をなさらないで下さいませ。

「そんなに、パソコンをやっていると、また流血するよ！」

傍らの次男に叱られた。ついつい・・・右手を使ってしまうから・・・。

『災害は忘れたころにやってくる。』・・・実感しましたよ。

皆様、くれぐれもご用心くださいね。