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優しさにつつまれて

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2009年02月27日
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カテゴリ:手作り作品

和布ポーチの納期が3月2日まで延長されたので、のんびりと編み物を再開しようと思ったら、

実家の母からのSOS。

親戚の結婚式に招かれたのだが、着ていくもので悩んでいるとのこと。

 

電話「箪笥に、店が開けるほどの着物があるでしょ。量が多すぎて決められないの?」

「・・・・・。そうじゃなくて、着物を出して着てみたら、30分で気持ちが悪くなってねぇ。」

 

実家にいた頃は、着物に割烹着姿が多かった母。

 

ひざを痛めてから着る機会もなく、

「痩せたら治りますよ。」と、医師に言われるほどの余分な贅肉のせいで、

着物からすっかり遠のいている。

 

今回の結婚披露宴は、父の姉の娘の息子・・・なので、かしこまった留袖でなくてもOK。

電話「結婚式は4月だけれど、着ていく物が決まらないと落ち着かないのよ。

お姉ちゃん、今日は体調はいいかしら?前に作ってくれたジャケットを持って行くわね。」

 

 

lv_f01.gif

t-chou-3.gif 《お洒落心を忘れない女は、可愛く、美しい!を実感する。》

母が持ってきたジャケットは、若い頃に着ていたお気に入りの着物をリメイクしたもの。

「これを着て行きたいのよ。どんな洋服を合わせたら良いのか教えてよ。」と、懇願する。

DSCF7116.jpg DSCF7127.jpg

数年前に友人の結婚式に出席した時に作った『ニットのツーピース』を、洋服ダンスから出してみた。

光沢のあるニット素材に、雑誌かコレクションで見て「作りたい!」と、思ったレースの飾りを一針々、丁寧に縫いつけた、かなり時間のかかったドレス。

 

私の身長は163cm、母は150cm。

私のウエストは63cm、母は83cm。(あれまあ、世界中に公開してしまった。)

 

見るなり、「あらあ~、素敵!」と、着替え始めた。

ニットなので上着はなんとか体に合いましたが、スカートは・・・・無理でしょ。

泣く泣く、丈を20cmカットして、ウエストのゴムも入れ直して・・・・。

DSCF7131.jpg

母のお気に入りの着物で作ったジャケットに合わせてみました。

注・これは9号の人体なのでジャケットが大きくてだぶついて見えるけれど・・・・・。

本日、着用したら・・・・ジャストサイズでした。

 

実はこのジャケットには、黒いボタンをつけてあったけれど、披露宴には地味なので、

DSCF7180.jpg DSCF7182.jpg

『マイ・ボタン・コレクション』の中から、母と選んだパールのボタンに付け替えた。

たくさんのボタンの中には、かなり古い時代のボタンや海外の物もあるのよね。

今はネットで買えるけれど、当時は出かけるチャンスがあると、

蚤の市やアンティークショップに立ち寄って買ったり。

手持ちのドルやフランが空っぽになった事もあったっけ。

 

DSCF7151.jpg DSCF7159.jpg

洋装の貴金属は、ブラックパールしか持っていないという母に、

真珠のネックレスと、真珠とアメジストのコンビネックレスを差し出し、

「どっちがいいかな?」と、1本ずつかけてみたが、なんだか寂しい感じで、結局、

長さの異なるネックレスを2本一緒に首にかけたら、ちょっと豪華さが増したような。

 

「ありがとうね。これで、安心して披露宴に行けるわ。」と、安堵の顔。

 

鏡の前で微笑む母を見て、「そうだ!うっしっし良い事を考えたぞ・・・・・。」

 

母の爪にマニキュアを塗った。

たぶん、きっと、私が母の爪に塗るのは初めての事だ。

 

「嫌だわ~、もう、何十年も塗っていないのよ。オババなのに、恥ずかしいわよ。

この子ったら、全くもう!何をするのかと思えば。ねぇ、お父さん・・・・・。」

父は、腕組みしたまま、身を乗り出して(老眼なのですわ。)、

「お~っ!母さん、綺麗だよ。とっても良いよ。似合う、似合う。」と、

目を細めていた。

 

恥ずかしそうにする母も少女のように頬を染めた。

 

介護実習後の次男の言葉を思い出した。

「不機嫌そうなお婆さんに、介護士さんが口紅をつけたら、ニコニコ顔になるんだよ。」と。

 

『女は、一生、女である事(身だしなみ)を忘れてはいけません。自分は勿論、周りの人も心の持ちようが変わります。』(by・宇野千代さん)

 

我が家の姑さんも、お出かけが多い(今日も留守)ので、嫁に来てからお洒落談議はよくしますよ。こっちがいいとか、あっちがいいとか・・・・楽しい時間です。

ro_01m.gif

dool2.gif 《カフェエプロンを縫いました。》

半年も前に母が友人から「体調の良いときでいいので・・・・」と、頼まれていたもの。

その時に、持ってきたのは『ストライプの生地=2枚』

昨日、母のスカートの仕立て直しをする時に、ロックミシンの糸を黒にかけ変えた。

ついでに、縫ってしまおうか。・・・・で、

 

DSCF7086.jpg

持ち込みのストライプは、紬風の和布。

 

DSCF7099.jpg

こちらはポリエステルのストライプ。

 

2枚の布を見て「仕上がりが地味になりそう。」と、思ったので、

手持ちの和柄布の端切れで、遊び心から小さなポケットを縫い付けてみた。

自分好みの『和風・カフェエプロン』になってしまった。

好みじゃなかったら、どうしよう?・・・・・・大丈夫かな?

 

電話「おばちゃんが、喜んでいたわよ。あの生地がこんなになるなんて!って。

早速、お店(美容院経営者)のお客様に褒められて、上機嫌だったわよ。」

と、先程、母から連絡が来た。

 

やっぱり、女は何歳になろうと、綺麗な物が好き。お洒落心をいつも持っているのですね。

母もおばちゃんも、70歳になりました。実際の年齢よりも若く見えますよ。






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最終更新日  2009年02月27日 21時25分39秒
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