優しさにつつまれて

四月から我が家は町内班長。

この町内は、一軒家に一人暮らしの７０代～８０代が半分以上を占める。

中には私よりピンシャンしている元気なご老人も多いのに、

暗黙の了解なのか、班長の当番は免除されている。

世帯数の四分の一の五世帯が順番にやるので、ローティションが早い。

春一番の仕事は、花見弁当の注文を聞き、代金と引き換え券を交換する。

夫は私に遠慮して、帰宅してから徴収すると言うのだが、

年度末、始めは忙しくて帰宅時間も２１時を過ぎる。

その時間は、もう・・・皆さん・・・・おうちの灯りが消えているんですわ。

会計係の役員宅へ納める期日は、明日。

私、行きましたよ。

花見弁当を注文された１０軒に。

以前なら、お向かいさんへ行くだけでも動悸やめまいとの闘いで。

今日はなんだか、じっとしていられなかったし。

お金の計算が必要なので、お姑さんには頼めないでしょ。

勿論、薬の力は借りましたが・・・・。

一人暮らしのお年寄りの話は長い。「よく来たね～。」と、待ってましたとばかりに話す。

一軒あたりの所要時間が長い。ちょっと、疲れました。

たった、これだけの事だけれど、達成感がありましたよ。

私が頑張れば、父の検査結果も良いような気がして・・・・。

《父の検査結果》

約束の時間より大幅に待たされた、父の検査結果。

『良性』でした。

たくさんの励ましの言葉をありがとうございました。

そして、突然ですが・・・・明日、退院です。

月曜日に入院する患者さんが待っているので、帰っていいよ～っていうか、帰れと医師に言われたそうな。

「ベッド数が足りなくて、急で申し訳ないですね。」と、看護師さんも慣れた様子。

電話で良性と聞いた時はうれしかったけれど、

明日、退院すると聞いたら、なんだか拍子抜けしました。

しばらくは、通院しなければなりませんが、

でも、

良かった！

今晩から、悪夢を見ないですみそうです。