sotto voce

この間買った素敵な松脂のふたが朝開かなくなって、無理に開けたら中の松脂が一部砕けてしまった。大事に使っていたのに悲しい。松脂のかけらがもったいなくて捨てられないけど小さすぎて弓の毛にも塗りにくい。他に松脂って何かに使えたかしら。

今日はハイドンの最初のところを徹底的にやったけど、少し休んで最初に弾くと、またもとの黙阿弥になる。力が入ってしまうからできないのだろうなあ、たぶん。
もう長い間やっているけれどやっとありたい形は見えてきたのであとはやるだけなのだけど、これが成功率が低すぎる。この成功率を上げる仕事がすごく苦手だ。

ふとこれをクリアするにはきっと高校生のようなばかみたいな体力と集中力が必要なのだろうなあと感じた。せっかく今時間があるし、そのばかみたいなことをやってみようかと思って、1日中最初の1ページを弾いていたのだ。結局私の今のレベルはたぶん中学生か高校生くらいなのでこれを上げるにはその年の若さがなせる何かが必要なのかもと思った。それを発揮しない限り乗り越えられないのかもしれない。

すごく簡単な歌があってそれを歌うと（声に出さないで歌っても）いつも涙が出てくる。
「さんごじゅの花が咲いたら咲いたらといつか思った。さんごじゅの花が咲いたよ。」