sotto voce

なんか音がうまく出なくて、発表会の出来は悪かったけれど、なにか得たはずのその音がどっかに行ってしまっている感じがして、なんだか落ち込んでいた。

弾いていて、シャバシャバした上滑りするような音がする。弦が古くなっているのかなあ、とくにＤ線はかなり前に変えたしと思ったが、Ａ線でもシャーシャー言う。ゴルターマンを練習していても前はそうそうと思った「のせる」場所と感覚が来ない。なれあいになってしまったのか、弓の角度が変なのか、なにか変な癖があるのか、左手が悪いのか、鏡を見てもよくわからなかった。今日練習を終わる１０分前に、松脂かもと思った。発表会終わって２－３日した後にこの間病院の帰りに買った新しい松脂をつけて、まあまあこれもいいかもとずーっとその新しい松脂を付けていた。最初のうちは少し軽くて弾きやすい気もしていた。弓の毛をティシュで拭いて、前の素敵な松脂をつけてみた。そして弾いてみたら気のせいか音がしっとり鳴った。時間がなかったのできちんと確認はできていないけど、少なくともシャーシャー言う音は聞こえなくなったように思う。なんでも人のせいにするのもなんだけど、何でも自分の状態のせいにして落ち込む前に、よーく注意深く現実を確認する必要あり。明日もしよみがえったらうれしいなあ。