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グラズノフの吟遊詩人。たまたまいっしょの先生にレッスンを受けている方から楽譜のコピーをいただいて、ちょっと弾いてみてて、それを口走って、素敵な方にピアノを弾いていただくことになった。
ちょっと今までやっていた抽象的な曲(ソナタとかそういうの)とは違っていて、1回目に弾いたときはなんかすーっとどこにのせるかがわかったのだけど、そのあとなんだかわからなくなった。そもそも音程が取りにくいし、いつまでも弾けない。考えてみれば、どの曲でも辿る道なのだけど。 さすがに心配になって昨日と今日と集中して練習してみた。まず曲を短く区切って何回も弾いてとにかく弾けるようにした。これをちまたでは譜読みというのだろうか。私の場合、譜面を読むのが苦手で、結局その譜読みと弾きこみの違いがよくわかっていない。弾きこまないと譜面も読めない。それである程度弾けるようになったときには暗譜している、というか、暗譜しないとある程度弾けない。今回はでもずーっと譜面を見るようにしているので、今の時点で暗譜しているかどうか知らない。いつも譜面を見ながら弾けるようにしようと思うのだけど、途中であきらめてしまう。 そうして今日はある程度弾けるようになって、マイスキのCDを聞いてみた。なるほどこういう風にするといいのかと思うところがあって、聞いたあと弾くとかなり整理がついた。やっぱり自分だけだとそれとチェロだけだとよくわからないけど、いろいろ聞くととても助けになる。ああここではオーケストラがこうやっているのかとかそういうことがわかるとずいぶん楽しくなってくる。ある程度弾かないとでもそれは来ないみたいだ。You Tubeにあったなんか南米ぽい人がオーケストラと弾いているのをはじめのころ聴いてなんというか体がこの曲をいやがるような気分になった。なぜかはうまく説明できない。でも今日はマイスキのCDを聴いていい曲だと思った。演奏者というより、自分の把握状態にもよるのかもしれない。 最初のほうの弱拍で2回目にはじまるところで、弓をアップで始めるかダウンで始めるかかなり迷った。後への影響もかなり大きい。実際に最初はアップ(自分の自然な感覚)、ダウン(You Tubeで複数の人がみんなダウンだった)、そのあとアップ(お友達も先生もレッスンでアップで弾かれてたので)、そのあとまたダウン(やっぱり弓が苦しいからダウンのほうがうまくつながると思った)、そのあと今日、アップとダウンを何回かやってみてアップにした。一長一短があるのだけど、やはり同じような形のフレーズは同じ弓のほうがいいという感じがしたのと、そのあとのやはり後でも出てくるフレーズと弓が逆になるのに抵抗があったこと、弱拍なのにダウンだと音が長く強くなってしまうこと。そのあとのフォルテになるところでアップで行くかダウンで行くかで音の印象も違ってくるけどここのフォルテはダウンで初めて付点の音形はあまりするどくなくてよいと思ったから。でもこう振り返るとマイスキがアップで始めているふうに聞こえたことも少なからず影響しているかも。いつまでも迷っているといつまでも練習にならないので今日で一応この件は決めたつもり。 レッスンの曲は先生に相談するのであまり真剣に自分で考えないところがあるけれど、レッスンで見てもらわない曲は自分の責任でいろいろ考えてなんとか結論づけるので、その面でいい勉強になる。仕上がりはよくないかもしれないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.04 17:04:13
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