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土曜日にラズモフスキの3番を合わせた。その日の朝まで練習していた。怪物のなかでも大物だったのでちょっと荷が下りた。
今回合わせていただいたメンバーの方は皆さんゆっくりのテンポで弾いてくださって、音程もきれいで丁寧にできて、今までわからなかったパート間のつながりとか構造も確認できて、とても意義深かった。結構よく練習しておいてよかったと思った。もっと時間が欲しかった。2楽章のピチカートは音符に追われて、そうだピチカートのときは少し大きめにテンポ感をださなきゃいけなかったとあとで気がついた。1楽章の16分音符の恐怖の場所(チェロが1人で16部音符で駆け上がる)に莫大な練習時間を費やしたが3-4回弾いたうちかろうじて1回は音はともかくそれを弾いているのだということが知っている人にはわかる感じだったかもしれない。3楽章は各パート入り乱れてわかりにくく、特にトリオが単純な音なのにちゃんと入れられなかったが今回ちょっと進歩した。コーダも何回もやってもらったのでどういうしくみになっているのかよくわかった。4楽章はアルバンベルクカルテットのCDと比べるとカメのように遅かったが、でもいままでよりしっかり弾けたと思う。今後はもう少しスピードもあげてメリハリがだせればいいなあと思う。 もうひとつのバッハのフーガの技法は私がリクエストしたけれど、他の人が楽しんでくれたかどうかはちょっと不安。私はフーガが好きで何度でも何度でももーっと体の中に入ってくるまで、他の人の音も全部自分で弾いているみたいになるまで弾きたいのだけど時間はあったけれど別の曲に進んだのでたぶん皆さんと私とで繰り返しへの執着度が違うんだなあと思った。 大きな山の下3分の1位までは行ったかなあ。これからは空気(時間)も少なくなってくるしどうやっていくか、ちょっと不安。いろいろな曲を弾いて譜面をたくさん見ていたら、初見で合わせて弾いているときに、たまにそれが何の音かを把握する過程を経ずに指の形で音をとっているときがある。それはドがドと聞こえてこないような不思議な感覚を伴う(もしかしてただ単に歳のせいで音感がおかしくなっているだけか?)。量をたくさんするとやはりそれなりに何か変われるかもしれないと少し希望を持って山を登ってみる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.28 22:59:15
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