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今日はアンサンブルの日。ベートーベンのカルテットOp.18-2とモーツアルトの初期のカルテットを合わせた。
反省点としてはベートーベンは一人で練習していて音程が不確かなところはもう少し確かにしておくこと、4楽章のテーマでころぶリズムのところ、その原因がわかっていたのだからもう少し修正して臨むべきだった。全体として一人で練習しているときに気づいていたなら、そこをある程度確かにしておくべきだったでしょということ。 それとは別に今日感じたことは音楽は一人でするものではないということ。最近少しずつリラックスできるようになったかもしれない。少し余裕ができたというか。それとともにちょっとミスが多すぎることも言えるけど。ここ最近思うことはファーストバイオリンの人の歌に合わせるということ。別に自分を殺すとかそういうことではなく、ファーストの人がやろうとしていることを読みとって共感してそれをサポートするような弾き方ができたらいいなと思った。前に合わせるのが難しいところで一所懸命カウントしていたときに「自分でカウントしないでファーストの人に合わせないと合わないよ」と言われたのがきっかけかもしれない。でも今日はチェロを聴いて合わせるというようなことが話題になった。それも確かにあって意外とみんなチェロの下で打っているのを聴いている。それがわかるのは私がよろけるとみんなが崩れるのがわかるから。それと意外と音程よりもこの打つのを要求される。今日はそういう相反するようないろいろなことがいっしょくたになったものが進行していく、その感触がよかった。いろいろ問題はあるけれど、これは結構大事なエッセンスだなあと思った。自分の中に入り込むのでもなく、人にただ合わせるのでもなく、ああ、そういうことができたらいいなあと思った。いろいろな考えの人がいるけれど、そのポテンシャルを信じあって、この時、いい時間を過ごせるように。それには失敗を恐れずにいろいろやってみることも必要だと思う。スフォルツァンドを結構大げさにやってみたほうがいいかなあとか、クレッシェンドをこうしてみるとか。刻みにしても、上で歌っているバイオリンをどんどん前に押し出すような感じにできないかなあとか。 ちょっと今日はおかげさまで気分が明るくなった。帰りの電車で隣に座った人に「それ重たいんでしょう」って話しかけられて、そのままいろいろ話して最後には「持ってみますか」なんて実際にチェロケースを持たせてしまった。話しかけられて話をすることはしてもそこまでしたのは初めて。でも今この人とできるだけ楽しいいい時間を持ちたいというその気持ちさえあれば自然とそこまではするものだと思った。そう、即興性というか、そういうものを身につけたいなあと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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