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硫黄島からの手紙が気になったのは「戦争が日常」とかそういうことではないような気がしてきた。
気になるのは、「どうやって負けるか」ということが話題になっているからかもしれないと、今日ふと思った。「勝つことはない」ということがどうも私の遺伝子か何かには組み込まれていて、それが刺激されたような気がする。 「負けるとわかっている中でどうやっていくか」というテーマは、そもそも勝つことや成功することに縁のない私にとって興味深いものなのだ。 たとえば、楽器だってそうで、そんなに練習しなくても私よりずっと上手に弾くし進歩も早い人はいっぱいいる。言ってみれば負けている。チェロをやめてしまえば楽になる。「私は楽しみのためにやっている」といってまず負けることから逃れることもできる。 でも今日思ったのは、戦い方にもいろいろあって、なんでもかんでも突撃するような練習でなくて、まず少しでも負けないために地下に坑道を巡らせて要塞をつくるようなそういう練習をして、持久戦に持ち込めたりするのかなあと考えた。 この場合、敵ってなんだろう。 「そんなことはできない」と思う私自身かもしれない。 なんかロジックが狂ってきたか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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