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昨日は朝やはり5時に起きてしまったけど、今起きたらアンサンブルがあるし最後まで持たないと思ったので、8時前くらいに起きて、雰囲気的にエリザベートの結果発表がそろそろじゃないかと思ってパソコンをつけた。
ベルギーではコンサートが12時くらいに終わるのは結構あたりまえだし、人を待たせることを何とも思わない人たちであることを考えると夜中の1時ごろ発表でもおかしくない。PCをつけたらLIVE画面に真夜中過ぎに発表するとあった。するとピアノぐるぐるの画面から映像が映って結果発表。 1位から発表すると思っていなかったし、2位があのまさかのブルガリア人だし、何位というあとに何か賞の名前を言っているので、本当の1番はまだこれからなのかというかすかな希望を持ったけど、やはり上位を白人が占めるそれが本当の順位だった。あまりにもあからさまでびっくり。でも1位3位の人の演奏は全然聴いていないのでなんとも言えない。 佐藤さんのどこが入賞できなかった理由なのかよくわからないけど、でもコンクールで1位をとるタイプではないという気もする。私が聴いた中での順位は、1位ファボリン、2位佐藤さん、3位キムテヒョン。うまいとか下手とかいうのではなく、アカデミックなコンクールだとキャラ的にこんな感じにことは進むのだろうという感じがした。 とにかく自分には世の中の動きや人の思考の動きを読む力はないということはよくわかった。 にわかファンだったけど、思わぬ感じでこのコンクール楽しませていただいた。まあ競争のことは無視。 でもふと聴衆が投票するコンクールってあったらどうなんだろうと思った。インターネットで見ることもできるし、たとえば会場の人は2票、インターネットの人は1票とかで、インターネットで投票とか。でもそのほうが結果発表は残酷ですね。 午後はシューベルトの弦楽5重奏 C-durのアンサンブル。私は今までに1番チェロを2回と2番チェロを1回弾いているけど、今までやった中でも1番まとまっていた感じのアンサンブルだった。自分がだんだん落ち着いた気持ちで臨めるようになっているというのもあるかもしれないけど。問題の2楽章は後半の細かいやつより、3連符で進めるほうに問題があった。それと初めと終わりのピチカートはほとんど練習してなくて音間違えたりいっぱいしてしまった。昨日はいいなあと思えた時もあったけど、コンプレックスを感じてうまく集中できず、力が入ってしまった時間があったのが残念。それはそれで置いておいて、この時間を大切に思って弾き進めるということができるようになりたい。 後半はバイオリン2人とチェロ1人のトリオの曲をやった。IMSLPで私が見つけて弾いてみたいと言ったボロディンのトリオ。 パート譜だけでスコアも音源もないので、つまらなかったらゴメンナサイという感じだったけど、民謡か何かからとったテーマの変奏曲のような曲で、3つのパートみんなによくテーマが出てきて、フーガのような趣もあり、美しい曲だった。短調のなかですっと明るくなるところがあってすてき。ターララ、ラーラーというそんなに難しくないはずのリズムが出てくるとカウントがわからなくなってしまったのが残念。バイオリンの人が言っていたけどボロディンの特徴ってこのリズムかも。「中央アジアの高原にて」もターララ、ララだ。このトリオ、私はこういう対位法的なというのか、パートが入り組むフーガ風の曲好きなのでまたぜひ弾いてみたい。 そのあとBendaという人のトリオ。時間がなくて十分弾けなかったけど、これもいい曲だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.31 10:32:49
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