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11月は本番(人の前で弾くこと)が4回ある。一人で舞台にのって弾くようなものではなく、少人数アンサンブルやソロでも小さな集まりだったりだけど、今までにひと月に4回なんてことは初めて。
さっき、数えて、あれ?3回かと思ったけど、やっぱり4回だった。(あぶない、あぶない) 会社に行っていたときは1年に1回の発表会だけだったのに、本当にありがたい話だ。 人前で弾くことはあまり好きじゃない(練習やレッスンのほうが好き)けど、でもそのために頑張るとやっぱりそのたびに何かが変わるようで、そういう意味でやはり機会があれば積極的に弾かせていただきたいと思う。 最近、じゃあなんで会社に行っていたときは機会がなかったのか?と思う。それがよくわからない。 本当に誘われることはほとんどなく、近所のオーケストラのエキストラだけだった。そしてそのオーケストラの練習に行ってもただ弾いて帰ってくるだけでチェロの人しかほとんど話をしないし、誰からも何も誘われなかった。あ、そうか、そこで唯一誘われたのが今も続いていて、広がっているか。 オーケストラって不思議だけど同じチェロの人がどんな音で弾いているのか聴こえない。エキストラだからいつも後ろのほうの席だからだろうか。私に余裕がなかったのかもしれないけど、前の人たちの左手のビブラートの揺れを見て「みんなビブラートできるんだ、すごい」とか思っているくらいだった。 会社に行っていたときは毎週レッスンに行っていて、それと仕事ととにかく回すのにパツパツだったから、他に積極的に何か探してグループに入ることもしなかった。 今はレッスンは行ったときに次を決めるので、いろいろなイベントを入れやすい。そういう環境になってわかったけど、レッスンも大事だけど、アンサンブルもやっぱり大事で、レッスンで習得したことがアンサンブルの場で出せると「ああ少し身に付いたかな」とか確認できる。 たぶんこうしていろいろな方とアンサンブルできて、最近は本番もあるようになったのは、仕事をやめて時間がありそうに見えるのもあるけれど、私の何かが変わったのかなあとも思う。 でもこの幸せはなくなりそうで怖くもある。こんなにうまくいくはずない、と筋金入りのネガティブ人間は思ってしまうのだ。 ただ、そう、関係あるかどうかわからないけど、今年の初めの発表会が終わったときに何か自分のなかで認識が変わった気がする。それが関係しているのかもしれない。そのとき、実力以上の気負いとかなくなって、私がチェロと何がしたいか、何を大事にしたいかについて、すっぽり納得したのだ。それからなんだか気持ちが落ち着いた。 この幸運はそのうちどこかに行ってしまうかもしれないけど、このすっぽり納得したことはどんな時でも大事に思いたい。 そして、今私の周りにいてつきあってくださっているお友達に心から感謝したい。 そう、会社に行っているときは10何年、ほとんど会社以外には新しい友達もできなかった。 4回のうち、2回は曲が決まっていなくて、1回は1度も練習していない。ん?? ほんとに? 2か月ないのに大丈夫か??? 10月にはしっかりがんばらなければ。1回1回大事にベストを尽くしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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