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バッハのフーガの技法(Art of Fugue)は、結局、試作のようなものだろうか。作品として完成しているわけではなく、楽器の指定もない。(あんまり詳しいことは知らない)
エマーソン・カルテットが弦楽四重奏でCDを出していて、よく聴いていた。同じテーマをもとにいろいろなフーガがあるのだけど、なんか聞いていて飽きない。 その譜面がインターネットで見つかって(IMSLPとは別のこんなサイト:http://icking-music-archive.org/ByComposer/J.S.Bach.php)、あさってのアンサンブルですることになった。コントラパンクトゥスという単位で14個のフーガがある。ほんとはもっとあるけど、このサイトにあった譜面はそれだけ。 昨日のレッスンまではやっぱり手がつけられなくて、レッスンの帰りにウォークマンで聞きながら総譜を見て、楽器を持たない練習を始めていたのだけど、譜面を読んでいくコツのようなものになんとなくその時に気がついた。 下はチェロの譜面。 これはコントラパンクトゥス1で4分の2、これを見ていくときに今まで1ト2トと数えてリズムをはめていたのだと思うけど、1小節の半分、つまり4分音符2つ分を1つの単位としてリズムの形をとらえて読み進んでいくと意外に止まらずに行けるということに気がついた。 そうすると8分音符4つ分(=4分音符2つ分)のパターンはそんなに多くなくて、タタタタ、ンタタタ、タタター、タータタ、ターター、ンーター、ターータ、タターー、タタータみたいな感じで、それをとんとん次々どの形か判断して進んでいくとそんなに読み違いがない。タイとかがあっても半小節単位で切って見てくとそんなに難しくなくなってくる。 このパターンを図形のように感じて半小節単位で読み進んでいくのだ。拍は半小節単位でトントンと打っている。 この感覚は結構役に立つように思った。これに慣れてくると頭はちょっと理解していなくても譜面から直接手が動いてうまくいくこともある。 前にもフーガの技法、ビオラ2台に四重奏でコントラパンクトゥスを3つくらいやったときはカウントがえらく大変だったけど、なんか今度はそのときより少し楽な気がするのだ。 当たり前といえば当たり前の読み方で、今までどう読んでいたの?と言われると、どう読んでいたんだろうと思ってしまう。たぶん1小節単位で読もうとしていて混乱してエラーが多かったのではないかと思う。 合わせた時にもこの間よりうまくいけば、この感覚結構正解なのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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