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幼い日の思い出
竜のひげの茂みのなかは静かで 藍の実はひつそりとしてをりました 五つ六つ掌にのせて えんがはで遊びました ころころところがせば ころころところがつて とまりました また一つ ころころところがせば ころころところがつて とまりました 冬の日は障子にあたり 睡くなつてゆきました *********************************************** 小学校のときに習った歌。音楽の先生の手書きのガリ版印刷の譜面を見ながら歌った歌はたくさんありますが、これはその中でも心に残っている1つです。今もときどき心の中で歌います。 私はもう小学校のころからこういうのが好きだったんです。 すでに幼稚園を卒業間近に過去を振り返って下駄箱で涙した記憶があります。超後ろ向きだけど、仕方ないです。 今、調べたらこの詩は草野天平という、草野心平の兄弟の詩人の詩でした。 同じサイトに草野天平のこんな別の詩もありました。 妻の死 糸巻きの糸は切るところで切り 光った針が 並んで針刺に刺してある そばに 小さなにつぽんの鋏が そつとねせてあつた 妻の針箱をあけて見たとき 涙がながれた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.04 22:39:00
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