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小さな集まりでチェロを弾きますが、そのときマンドリンを弾く人がいらしてその人のピアノ伴奏をやってほしいと言われました。
でももうピアノは頭と手が動かない感じでとても伴奏できる感じではないので、今日チェロ伴奏つくってみました。 どうやったかの覚書き。 歌の譜面どおりの一段の小節割で五線譜に小節線とコードを書く。各行の間に2つくらい五線をいれておいたほうがよい。そうすると修正案をその空いている下の行に書ける。いちいち消していると思った音を忘れてしまうのと、前の案に対して確かに修正案のほうがよいかどうか、すぐに比べられるのでよい。 まずコードをもとにチェロで弾いてみて、歌いながら弾いてみたりして、譜面に書く。1拍目のベースの動きをどうするかを最初に決めるほうがいいのかと思ったけどなんだかそれは結果的に私にとってはうまい手順ではなかった。 こんな感じかなと思ったら、ピアノで右手メロディ、左手チェロで弾いてみる。メロディと音がぶつかってたり、うまく混ざらないところを修正する。それから全体のダイナミズムから考えて音の動きを変える。大きなアルペジョにしたりする。コードを気にするとなんだかそのままの一番近いところに行きがちだけど広がりが欲しい時にはもっとコードの中でも大きくアルペジオを作ったほうがよい。ただし、チェロは一番下がドなのでそれが一番低音は広がった形になるのでそれを考えないといけない。ただチェロはピアノのように音が一列に並んでいるわけじゃないので、かなり音の飛んだ大きなアルペジオも意外と簡単に弾ける。 このピアノでした修正をもってチェロでもう一回弾いてみる。そうすると何だったかわからなくなっているところとかがあってそれを確認したり、コードに縛られずに経過音を使って自然なラインを作ったほうがいいと思うところを修正したりする。ピアノがこうと言ってもチェロがそれは弾きにくいぜと言う。そこの音をコードの中での別の音を使ってつなげる選択肢を検討する。この弾きにくければ音を変えることを考えると言うのはなんかすごーく新鮮な感じ。「弾けなければ弾けるようにする」という日ごろの縛りから解放される。ショパンとフランショームもこんなしてソナタを作っていったのかななんて思う(おおげさだなあ)。 このチェロが言ったことをそれでメロディとの関係もOKかどうか、またピアノで確認する。おかしなところを直して、またチェロはそれでいいか確認する。 こうやってチェロとピアノの間を何往復かした。いや、チェロとピアノの間は1歩くらいなんですけど、椅子を動かさなくちゃならないのでそのとき椅子でチェロを殴らないかが心配。 そんなして、チェロの伴奏を一応間違わずに弾ける(譜面が汚くて読みにくくて余計に間違う)ようにして、それを録音して、その録音を聴きながら、マンドリン風にチェロをトレモロ(?)で弾いてみてマンドリンの側から違和感がないだろうかとか、全体の感じとか確認してみる。 なんかいろいろ気になるところもありますが、多重録音でマンドリン部分の音も重ねて入れてみました。 もしよろしければお時間あれば聴いてみてください。こんなんになりました。 なんかチェロがうるさいように思うのは弾き方が下手だからかなあ。まあ、これから改善したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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