バッハ再び
昨日バッハの2番、今日3番を全部弾いた。機会があってそういうことをしたけれど、感想はこれらの曲はもっと私の近くに置いておきたいということ。時間がない、時間がないといつも弾かないけど、でもやっぱりもっと弾かないと。なんとか時間を作って。バッハの組曲は6曲x6組曲。たとえば土曜日と日曜日にPrelude、その他の日に1曲ずつ当てていくと6週間で1周する。でもまだ1度は弾いているにしても1日ではたぶんもっと弾きたくなってしまうから、たとえば1週間1曲とか。そしたら36週(9か月)で1周する。今日は3番のプレリュードにはまってしまった。他の曲練習しなきゃと思いながら、何度も弾きたくなる。アルペジオがぎくしゃくしてすごく情けなかったけど、その前のところ、出だしの単純なC durのすっきりした音階から少しずつ色合いがついて、ふーっと微妙に揺れ始めて、一番下のCが鳴ってそれからフォルテッシモのアルペジオに向かう。ドラドミ,ドラドミ,ラドラミの3拍目のラが開放で汚くなるのがすごーくいやで、どうしたら3拍目ですこし強めるけどきたなく鳴らないようにすればいいんだろうとかそういうことにこだわる。どういうふうに音がでてほしいかがあって、それができないいらだちとかがある。それはバッハだとやっぱり今でもわりとすんなりと来るのだと、そう思った。心震える時間。そんなんでウサギと2番目のエチュードは今日はお休み。1番目のエチュードは最後のところと2ページめの付点(ダウン・ダウン・アップ・アップ)+重音のところを練習した。最後のところはエチュードの割に音づかいが複雑でわかりにくいけどなんだか素敵。スラーの途中でアクセントが入るのでなんか弓がすごく不安定でまだその素敵も「たぶん素敵なんだろう。でも何これ。」という感じ。レッスンのとき先生に弾かれる前に自分で形を作ってみたい。だいたいこのエチュードは短調で憂いがあっていい。グルツマッハーとかいう人。ドイツ人かしら。ハイドンは今日のはじめと今日の最後に弾いた。指がよじれるようで音程もいつまでも安定しないし、もうちょっとこの人のために時間を使いたい。