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テーマ:理想の死の迎え方(44)
カテゴリ:生活
今年の春のことです 「突然のお便りをすることをお許しください。 この便りが皆様のところに届く頃には 私はすでにこの世には居ません いきなり何を言い出すのかとお思いでしょうが 残念ながら事実なのです」 とショッキングな文面で始まる手紙が 父宛に届きました 差出人は長くお付き合いのある方で もちろん私もよく知っている方でしたので 驚きました 昨年の秋に 治療の難しい病気に罹患し 積極的な治療を受けることはせず 死を受け入れることを選択したそうです すでにご両親を看取り 生涯独身だったので その選択は自然のことだったそうです 世間ではまだまだお若いのに。。。 と言われるような年齢でしたが 人生を精一杯に生きたからこそ ご自分の身体を自然に任せられたのでしょうか ハッとくる出だしですが 読み終わった後は 不思議とわだかまりもなく あーこんな人生は良いなぁと 憧れにも似た気持ちになる そんな内容の手紙でした 今年は 知人の死が多く 気持ちがざわつきがちですが 私は与えられた寿命を全うすべく 今日も元気に過ごせたことに感謝するだけです DSC_2575 posted by (C)Bonko1213 *お便りは 生前に書かれ ご親類に託していたそうです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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