神に近づく日
11月27日、日曜日。これほど神様に関わることは久しぶりでした。今日は、私の関わる神社、豊前市の‘嘯吹八幡(うそぶきはちまん)’の‘山人(やまと)走り’の日。そしてそれが終った後は地域の秋祭りがあるんです。山人走りは検索しても出てくるくらいなんですけどある意味、ひっそり行われてる神事、って感じです(笑)。司官(じがん)という氏子二人がその日は山の神、野の神となって山を走り古に神が降り立ったと言われる‘七つ石’という史跡へ向かいその石の上に座り祝詞を上げる、というものです。(心の中で・・ですけどね!)で、私はその山の神になりました!もう一人、野の神は隣の地区の25歳の好青年!!しかしねぇ~~~大変なんです。走るときには榊の若木の苗を担いで腰にはナタを携えて・・・・走りにくいっ!!朝10時前に神事は始まり、山へ向かって走り出しました!!駆け足ペースでゆっくり・・・なんですが~~山道はつらい~~!!!ごめんね、若人よ!!おっちゃんもう、ぜ~~ぜ~~は~~~は~~~よ~~~~!!!ゆっくり走って~~~~(涙)どうにかそんな感じで七つ石へ到着!!石に座って祝詞を上げたあとは、それぞれの家へ走って帰ります・・・・・・が!帰ろうとしたら、長女や次女、そして私の妹の子二人がそこまで迎えに来てました!そして家までは、私と一緒に走ってくれちゃいました!心強かったぜ!!お前達!!・・・・・と言うわけで家に帰って、ひと段落!!走ってる間はずっと、榊の葉を口に銜えてしゃべることは出来ませんでしたから、すごく開放感ありますっ!!ふぅ・・・・。と、一息つく暇はありませんっ!!山人走りが終わったあと、昼からは地域の秋祭り!!須佐神社でお神楽が奉納されるのです。この須佐神社、大楠があって、ちょっとしたパワースポット??って感じなのです。今年は私の住んでる区が受け持ちですからいろいろやることがあります!私は祝儀や、お神楽の演目奉納をして頂いた人の名前を半紙に筆で書き、貼り出す事!私が書いて、近所のお兄ちゃんがそれを貼って来てくれます。お神楽始まってからご祝儀や、演目の奉納は続きます。結構忙しかったんですがそれがひと段落してから私もお神楽を見物しました。毎年見に来て思うんですが賑やかな楽器の音とみんなの笑顔。冷たい季節の風。そして鬼の顔。神聖ですね。そして、心湧き踊る!探してみるんです、これと同じ気持ちがこの他になにかあるのかな?って。でも・・・・無いんです。現代の刺激にはこんなの無い。夜神楽。この日、お神楽がすべて終わったのは深夜0時よりちょっと前。お神楽が終わって須佐神社はまた真っ暗な闇に包まれました。普段はこうして、この場所は暗闇。お神楽で深夜まで賑わうことは神様も楽しんでるんじゃないかな??・・・と本日、山の神になった私は思うのです!(笑)現代人はこういう祭事を面倒、面白くない・・・・と思ってる人は多い。でも知らないで、そう思っている人も多い。心の中から温まってその上、神聖。荒々しくて、そして優しい。お神楽に出会えた人、見ることが出来た人はきっと幸せな人ですよ!さて、こうして一日が終わりました。これらの神事が終わってこの地域は冬の支度に入ります。はぁ、なんだか充実感!一緒にお手伝いしていた嫁さんは結構お疲れみたいでしたけどね!まだまだ各地で秋祭りはあると思います。是非防寒準備されて夜神楽見物に行ってはいかがでしょう?自分の中で何かが変わるかも知れませんよ!?・・・・・・・・・・・・・・・・・さて、動画を撮って来ました。結構長いんでお時間のある方限定でのんびり見てくださいませ。これを見て、ほんわかきた人はお神楽、合ってるって感じですよ~~(笑)(動画は音が出るので注意してくださいね!!)おさるさんが大暴れ!樽かきさんが倒れちゃった!どうでした??(笑)