カーボン溜まるぜ!草刈り機!
57年ぶりの東京オリンピックが始まりました!コロナウィルスが収束できてない中での無観客での開催。いろんな意見があるのは当然ですがそれでも始まったオリンピックで戦うアスリートの皆さんには純粋に応援したい。テレビ、ずっと見てますよ~~~!・・・と、クーラー効いた部屋の中でテレビ観戦も悪くないやん!って思っていたんですが親父様から依頼が・・・・・‘なんかの、草刈り機が吹き上がらん時があるんじゃ。近所のもんに聞いたけどわからんのじゃ!’・・って。あれ??なんかこれ昔聞いたことあるなぁ。10年近くまえ?(そこまでならないか?)にも草刈り機のエンジンの吹けが悪いって言われてエンジンまでばらしたことあったっけ?あれ??この草刈り機はあの時ばらしたやつ?違うかな?ま、とりあえず状態を見ましょうかね???ってことで確認していきます。まぁなんていうか、また排気側・・・ポートの詰まりだろうってことは感じてますがとりあえず吸気側から確認。確認って言いますけど、草刈り機なんかいつもいつも清掃してるわけじゃないでしょう???当たり前のようにエアクリーナーのモルトスポンジや、ケース内は泥汚れが付着!!そうして、キャブからの吹き替えしなのか、その泥にオイルも混ざって固着してます。まずはそこんところを清掃し、スポンジは洗剤で洗いほかの作業する間に、物干しに干して乾かしておきます。吸気側はそのほかは特になさそう。ただ、つなぎ目にガスケットがないところが気になるんであとでガスケットは作って挟むことにします。さて、狙っている排気側。サイレンサーの部分はそこまで悪くない。詰まってないですね。でもサイレンサーを外してシリンダーの排気ポートをのぞいてみるとうむむ、やっぱりカーボンでポートが小さくなっています。ただ以前の状態比べると、完全にふさがっているっていうわけじゃなく軽いほうかな?奥のほうにはピストンが見えます。今日はシリンダーはばらさない。このまま注意しながらカーボンを除去します。キャブクリーナーを吹き付けてカーボンを柔らかくしそれを小さなマイナスドライバーとピックで突き崩していきます。その度にペーパーでふき取り、また崩す・・・の繰り返し。少しずつ丁寧に。ポートやピストンを傷つけるわけにはいかないですからね。で、出来上がったのがこれ。しっかり大きいポートが現れました。ポート内には異物が残ってないのを確認して少し2サイクルオイルを流しこんでから、ピストンを上下させて馴染ませます。ま、大丈夫でしょ??各部を取り付けて行って、キャブレターの取り付け部には新しくガスケットを作ってやって。それから乾いたエアフィルターには2サイクルオイルを少し浸み込ませて。完成!!エンジンをかけてみるとガソリンが行きわたったくらいで始動!!!エンジンを十分暖気させてからアクセルを開けていきます。うんうん、高回転までスムーズに力強く上昇する!回転の引っ掛かりもなし!!なんかいやってもOKよ!!っていうことで完成ですね!後片付けをしているとお父様が出てきちゃって‘なんか?もうよくなったんか???’って言っちゃってくれます。いやいや、出来上がりだけみたら簡単に感じるやろ??ほんと、作業するのは大変なんだから、作業風景を見にこいやぁ~~~~~!!!と、心で思いながらもニコヤカニ、‘もうできたから持って行っていいよ~’と返事したのでございます。・・・・・・・・・・・・・・・まんぞくやろ~~~~~もんっ!!!さて、それはさておき草刈り機、今回の状態をみて思ったことは2サイクルオイルを使って混合油を作るときの配合は大事。以前に比べると、程度よかった。それからエアクリーナーの汚れは2サイクルには特によくない。エア不足でカーボンが溜まります。これがでかいんじゃないでしょうかね???だいたい常にほぼ全開で運転している草刈り機はこの二つがいい状態なら排気ポートのカーボンなんて吹き飛んじゃうもんでしょ。本当ならね、作業が終わったら毎回エアクリーナーの清掃はしたほうがいいんでしょうね、絶対。いやしかし普段は結構適当なメンテでも焼き付いたりしない草刈り機はすごいわ~~~って思います。あ、いや??もうここ数年、父には私のYSRで使っている2サイクルオイルを渡してそれで混合油作っているから、それがいいのかも??ヤマハの2サイクルオイル、いいのかも~~~~~!さて、この草刈り機、あと何年持つのでしょう???またちょうちょくメンテすることにしますか!!