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テーマ:仕事しごとシゴト(23715)
カテゴリ:サラリーめン
昨日金曜日、実は研修に行ってました。
どんな研修かっつーと、労働組合の研修。 俺が組合と職場の窓口的役割をしてる…って話はココでも何度かやったけども。 この8月から各々"期"が変わったので 継続して委員になった人も新たになった人もひっくるめ 労組っちゅーのはこんなもんや、ってな研修。 それをどこぞのホテルの会議室で1日。 まぁこうは言っても、組合の歴史や活動内容が半分。 あとの半分は組合が応援している市議の活動報告だとか 労金、全労済等からのオハナシ等々。 正直ホテルで丸1日やる必要があるかってーと微妙なような。 一方で通常業務から逃げ…いや、なんでもない。 とにもかくにも研修。 そのひと幕。 講義内容は「働き方について」。 要は時間外労働減らしましょう。 今うちの事業所はこんなに超残者が多いです。 メリハリを考えて適度に有給を使ってリフレッシュを、みたいな。 そんな「働き方について」の講義にて、ちょっと気になった。 「ワーク・ライフ・バランス」の話から生産年齢人口の話になり。 まず少子高齢化ですよー、と 65歳以上の方1人を、生産年齢の方何人で支えるかっつーグラフが示された。 次に共働きの世帯数の推移。 かつては専業主婦が大半だったけど今は共働きが増えてきてますよってな具合。 で、女性の労働力率のM字曲線が問題です、と。 M字曲線ってのはザックリ言うと 横軸に年齢、縦軸に働いている女性の数を取った時 ハタチ前後で社会に出て人数増えるけど 30前後で結婚、出産を機に退社するからガクッと減り 育児が一段落した年齢からまた徐々に女性労働者数が増える…そんなイメージ。 それが数年前は顕著だったのに対して今は持ち直してきてます。 M字にはなってません。仕事と育児を両立させているんですね、なんつって。 …ん? 本当にそうか? もちろんそのパターンもあるだろうが、この流れからだと 「子供を産まずに働いている女性が増えた」 と言う方が自然な論調になりやしないかい? 子供を2人、3人と産んでも働きやすい社会では決してない、ということでは? さらにスウェーデンの女性労働力率を引き合いに出し 「スウェーデンではM字ではなく完全に逆U字。 ある年齢で落ち込んだりせず女性もバリバリ働いている。 これは税金が高いから結婚しても共働きをせざるを得ない そんな背景もあるんですけど」 …と、その講演の講師曰く。 んー、この理由付けもなんだかなぁ…。 別に税金高くても北欧は社会保障手厚いし じゃあスウェーデンの出生率はどうなんだ、と。 仮にそれが逆U字でも出生率が日本と同様低下してたら同じじゃないのか、と。 言いたいことは分かるし反論するつもりもないけど ちょっと結論への仮定が気になっちゃいました。 言いたいことを言いたいがために、全体の資料の流れがぶつ切りになってるような。 下手すりゃスライド前後で矛盾が生じるって解釈をされそうなプレゼン。 この講師が外部からの講師で、そんなんを専門的に扱っているようだったら この辺ツッコんで質問してみようかとも思ったけど 講師はうちの会社内部の人だったし ここで 「これこれこーゆー理由で気になったので、単純な興味で恐縮ですが スウェーデンの出生率ご存じでしたらご教示下さいませんか?」 と聞いたところで回答があるとも思えない。 ま、いーや。 共働きするもよし 「サザエさん」のような古き良き時代の夫婦になるもよし。 そこは当人同士が決めればいいことであり。 大事なのは家庭を築く上で 世の中や制度の都合で何かをためらうようなことがあってはならない、ってこと。 働きやすく。子育てもしやすく。 サウイフモノニ ニホンガナッテホシイ。 うん、昨日の下品なオチを補って余りある"カシコ"なオチだな。 (M字って単語に関連したタイトルはスルーで) たまにはこんな面も見せないとネ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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