うつと自殺
生々しいテーマですが、うつ病を語るとき「自殺(未遂)」は避けて通れません。自殺者は年間3万数千人いるそうです。その中でうつ患者の数は過半だろうといわれています。私も実行こそしませんでしたが、あと1歩で…ということはありました。では、どういうときに自殺(未遂)をしてしまうのでしょうか?罹り始め?重症のとき?回復期?時期に拠らず?答えは回復期です。罹り始めのときは気力で乗り切ろうとしている時期ですから死は頭の中にありません。重症のときは死ぬ気はあるのですが、体力が落ちているので実行できません。例えばお風呂に入るのも人に促されてやっと、という状況ですから。で、回復期にうつ以前の自分と今後の自分を比べ、悲観して…。主治医は最初の診察のときこう言いました。「いいですか。これだけは約束してください。自殺はしないでください。うつは絶対に治りますから。いいですね。」でも、3回も約束を破りそうになりました。