カテゴリ:ささやかなしあわせ
日本映画のニュースで7月30日の日記に書いた映画『金環蝕』(1975年作品)、
8月2日(月)後9:00~11:37 NHK[BS2]衛星映画劇場で観ました。 金環蝕とは、 日食の時、月の方が小さくて太陽を覆い隠せなかった時、黒い太陽の周りにほんのり金色の輪が出来る状態をいうもの。 映画『金環蝕』の冒頭では、 「まわりは金色の栄光に輝いて見えるが、中のほうは真っ黒に腐っている」 との説明クレジットが出てきます。 番組解説でもコメントがありましたが、悪人のオンパレード、政界百鬼夜行。 一貫して正義の側に立つ人間が出てこないという希有な作品でした。 勧善懲悪ではなく、巨大な権力を持つ者の前に小権力者が滅びるさまを淡々と描き、高度経済成長の昭和を彩った汚職事件が題材となっています。 ほとんどすべての登場人物は実在の人物で、エピソードも実際にあった出来事。 冒頭に登場する保守政党民政党の総裁選、 現職総裁の寺田政臣は最大派閥を率いる酒井和明を破ります。 寺田政臣=池田勇人、酒井和明=佐藤栄作の自民党総裁選がモデルです。 酒井和明の参謀役である斎藤荘造は田中角栄がモデル。 映画の中では寺田が17億円、酒井が20億円を総裁選で使ったことになっています。 このまま当てはめれば、池田勇人は17億円をどこかから調達しバラ撒く、 後にノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作は同じように・・・ 資金源はゼネコンの献金。昭和40年代の20億円は現在ではいくらなんでしょう? 政治家は悪人と相場が決まっています。 政治家になりたがる芸能人や有名人。悪人だから政治家になるのか? 政治に「金」「女」「側近の死」はいつの世も変わらないようです。 金融王の石原参吉の妾、萩乃役の中村玉緒は若い! 仲代達矢,三国連太郎,宇野重吉,・・・大物俳優が20人以上も登場する大作。 昭和史の勉強にもなります。 【ブログランキング参加中】 応援宜しくお願いします!確実に開くまでしばしお待ち下さい ブログ村 通販ブログ BlogPeople「稼ぐ話/アフィリエイト」ブログランキング ブログケンサクエンジン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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