カテゴリ:自然
最近、里川という言葉をちらほら目にしたり 耳で聞くようになった。 兎追いし、かの山が「里山」なら、 小鮒釣し、かの川が「里川」であっても良い。 ただ、里山が市街地と奥山の中間地というような だいたいのイメージがわくのに対して 里川と言われると、さてどの辺をイメージしたらよいのか分かりづらくなる。 人の日常生活に関わる川をすべてこう呼んでもよいような気もする。 川とは言っても、分類上は湖沼も河川にふくまれるので 里山以上に生活には密着しているかも知れない。 おいら木場潟という潟の水質浄化活動に参加しているが 当然「河川法」のしばりを受けることになる。 全国どこの河川も水質汚染に悩まされていると思うが 近年「多自然型川づくり」という掛け声で、国や地方自治体も 3面コンクリートのような川づくりから 生態系や生活環境に配慮した計画を立てる流れにある。 水質汚染については、その原因を工業排水や農薬などを イメージしがちだが、実際は家庭から出る生活排水が6割とのこと。 こういった汚染された排水を抑制するのはもちろんだが 今一度、身近な川をよく見ることから始めたらよいように思える。 現在、各地で住民による保全活動が盛んになりつつあるが 行政まかせばかりでなく、自分達の周りのゆたかな自然環境を 享受したいのなら、自らその取り組みに参加することが 必要なのではないのかな。 なんて、えらそうな事書いてしまった。 参考図書「里川の可能性」 企画ミツカン水の文化センター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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